「営業リストを作りたいけど、どのツールを選べばいいか分からない」 「できるだけコストを抑えて、大量のリストを集めたい」

そんな悩みを抱えていませんか?

営業リスト作成ツールは数多く存在しますが、料金体系がバラバラで比較しにくいのが現状です。月額制、従量課金制、件数制限あり・なし…。結局どれが一番お得なのか、判断に迷う方も多いでしょう。

この記事では、主要な営業リスト作成ツール7つを「1件あたりのコスト」という統一基準で比較します。料金体系の違いを数字で可視化することで、あなたの予算と目的に合った最適なツールが見つかるはずです。


この記事で分かること

  • 営業リストツールを選ぶ際の4つの比較ポイント
  • 主要7ツールの料金体系と1件あたりコストの比較
  • 目的別・予算別のおすすめツール
  • 無料で始められるツールと有料ツールの違い

営業リスト作成ツールを選ぶ4つのポイント

ツールを比較する前に、選定基準を明確にしておきましょう。

1. 料金体系を理解する

営業リスト作成ツールの料金体系は、大きく3つのパターンに分かれます。

料金体系特徴向いている企業
月額固定+件数無制限毎月の支払いが一定。大量収集するほどお得継続的にリストが必要な企業
月額固定+件数上限あり上限を超えると追加料金 or 翌月まで待つ少量で十分な企業
従量課金制使った分だけ支払い不定期にリストが必要な企業

注意点:月額料金だけでなく「1件あたりいくらになるか」を計算しないと、本当のコスパは分かりません。

2. 必要な収集件数を把握する

月に何件のリストが必要かによって、最適なツールは変わります。

  • 月100件以下:無料ツールでも十分
  • 月500〜1,000件:低価格の有料ツールがコスパ良好
  • 月5,000件以上:件数無制限のツールが圧倒的に有利

3. 収集できる情報の種類を確認する

ツールによって取得できる情報は異なります。

情報項目必要度
会社名・店舗名必須
電話番号必須(テレアポする場合)
メールアドレス必須(メール営業する場合)
住所あると便利
代表者名あると便利
売上高・従業員数企業規模でセグメントする場合に必要

4. データの鮮度を確認する

古いリストでは、電話番号が変わっていたり、すでに閉店している店舗が含まれていたりします。

  • リアルタイム収集型:常に最新の情報を取得
  • データベース型:定期的に更新(更新頻度を要確認)

【比較表】営業リスト作成ツール7選の料金と特徴

主要7ツールを、公開されている料金情報をもとに比較しました。

ツール名月額料金件数上限1件あたりコスト※データソース
IZANAMI7,800円無制限約0.1円〜Web(リアルタイム)
FUMA無料無料データベース
Musubu要問合せ要問合せ要問合せデータベース
ソーシャル企業情報7,700円〜要確認要確認SNS+データベース
HubSpot CRM無料〜無料〜手動入力+連携
Urizo9,900円〜5,000件〜約1.98円〜ポータルサイト
リスタ11,000円〜要確認要確認Web

※1件あたりコストは、月額料金÷想定収集件数で算出。収集件数によって変動します。


各ツールの特徴と向いている企業

IZANAMI(イザナミ)

料金:月額7,800円(税込)/収集件数無制限

IZANAMIは、Webサイトから企業・店舗情報をリアルタイムで収集するツールです。

特徴

  • 収集件数に上限がないため、大量のリストが必要な場合にコスパが良い
  • Googleマップ、求人サイト、ポータルサイトなど多様なソースから収集可能
  • 差分データ収集機能により、前回収集後の新規情報のみを取得できる
  • 収集できる情報:会社名、住所、電話番号、メールアドレス、URL等

1件あたりコストの目安

月間収集件数1件あたりコスト
1,000件約7.8円
5,000件約1.56円
10,000件約0.78円
50,000件約0.16円
100,000件約0.08円

収集件数が増えるほど1件あたりのコストが下がるため、月5,000件以上のリストが必要な企業に適しています。

注意点

  • 収集できるのはWeb上で公開されている情報のみ
  • 非公開の企業データベースにはアクセスできない
  • 収集にはPCを起動しておく必要がある

向いている企業

  • 新規開拓営業を積極的に行う中小企業
  • テレアポや飛び込み営業のリストが大量に必要な会社
  • 地域密着型のビジネスで、特定エリアの店舗リストが欲しい会社

FUMA(フーマ)

料金:無料(有料プランあり)

FUMAは、160万社以上の企業データベースから営業リストを作成できるサービスです。

特徴

  • 基本機能は無料で利用可能
  • 業種、地域、従業員数などで絞り込みができる
  • 最短5秒でリスト作成が可能

注意点

  • 無料プランでは機能や件数に制限がある場合がある
  • データベース型のため、最新情報が反映されるまでタイムラグがある可能性
  • 取得できる情報の詳細度は有料プランによって異なる

向いている企業

  • まずは無料でツールを試してみたい企業
  • 少量のリストで十分な企業
  • 予算がほとんどない個人事業主やスタートアップ

Musubu(ムスブ)

料金:要問合せ

Musubuは、140万件以上の企業データベースを持つ営業リスト作成ツールです。

特徴

  • 30種類以上の項目で詳細な絞り込みが可能
  • 売上高、従業員数、設立年などの詳細な企業情報を取得できる
  • SalesforceやHubSpotなどのCRMと連携可能

注意点

  • 料金は非公開のため、問い合わせが必要
  • 一般的に、高機能なツールは料金も高額になる傾向がある
  • 詳細な絞り込み機能を使いこなすには慣れが必要

向いている企業

  • 企業の財務情報や詳細データが必要な企業
  • ABM(アカウントベースドマーケティング)を実践している企業
  • 予算に余裕があり、質の高いリストを求める企業

ソーシャル企業情報

料金:月額7,700円〜

ソーシャル企業情報は、企業のSNSアカウント情報も含めた企業データベースです。

特徴

  • 118万件以上の企業データを保有
  • 企業のTwitterやFacebookなどのSNS情報も取得可能
  • 定期的にデータが更新される

注意点

  • SNSを活用していない企業の情報は限定的
  • 件数上限や詳細な料金体系は要確認

向いている企業

  • SNS経由でのアプローチを検討している企業
  • 企業の最新動向(SNS発信内容)も把握したい企業

HubSpot CRM

料金:無料(有料プランあり)

HubSpot CRMは、世界的に利用されている顧客管理ツールです。リスト「作成」というより「管理」に強みがあります。

特徴

  • 基本的なCRM機能は永久無料
  • マーケティング、営業、カスタマーサポートの機能が統合されている
  • 日本語対応あり

注意点

  • 営業リストの「収集」機能はない(手動入力または他ツールからのインポートが必要)
  • 高度な機能は有料プランが必要(月額数万円〜)

向いている企業

  • 既存顧客の管理を強化したい企業
  • マーケティングオートメーションを導入したい企業
  • リスト収集は別ツールで行い、管理だけHubSpotで行いたい企業

Urizo(ウリゾ)

料金:月額9,900円〜(5,000件プラン)

Urizoは、iタウンページなどのポータルサイトから情報を収集するツールです。

特徴

  • iタウンページ、ハローワーク、食べログなど複数のソースから収集
  • 業種、地域で絞り込み可能

1件あたりコストの目安

プラン月額料金件数上限1件あたりコスト
ベーシック9,900円5,000件約1.98円
スタンダード要確認要確認要確認

注意点

  • 件数上限があるため、大量のリストが必要な場合は上位プランが必要
  • 上位プランの料金は要確認

向いている企業

  • 月5,000件以下のリストで十分な企業
  • iタウンページ掲載企業をターゲットにしている企業

リスタ

料金:月額11,000円〜

リスタは、Webサイト全体からリアルタイムに情報を収集するツールです。

特徴

  • 常に最新の情報を収集できる
  • 企業サイトの更新情報を検知する機能あり

注意点

  • 詳細な料金体系や件数上限は要確認
  • Webサイトの構造変更に影響を受ける可能性

向いている企業

  • 企業の最新動向をリアルタイムで把握したい企業
  • 競合分析にも活用したい企業

【目的別】おすすめツールの選び方

予算別おすすめ

月額予算おすすめツール理由
0円FUMA、HubSpot CRM無料で基本機能が使える
〜1万円IZANAMI、ソーシャル企業情報コスパが良く、十分な機能
1万円〜Musubu、リスタより高度な機能や詳細データ

必要件数別おすすめ

月間必要件数おすすめツール理由
〜500件FUMA(無料)無料で十分対応可能
500〜5,000件Urizo、IZANAMI件数に応じて選択
5,000件以上IZANAMI件数無制限でコスパ最強

目的別おすすめ

目的おすすめツール理由
テレアポ用リストIZANAMI電話番号付きリストを大量に収集可能
メール営業用リストIZANAMI、Musubuメールアドレス収集に対応
既存顧客管理HubSpot CRM、SansanCRM機能が充実
企業分析・ABMMusubu詳細な企業データを取得可能
SNSマーケティングソーシャル企業情報SNSアカウント情報も取得

営業リストツール選びで失敗しないための3つの注意点

1. 「安い=お得」とは限らない

月額料金が安くても、件数上限が厳しければ1件あたりのコストは高くなります。自分が必要な件数で計算することが重要です。

2. 無料ツールの限界を理解する

無料ツールは魅力的ですが、以下のような制限があることが多いです。

  • 取得できる情報が限定的(電話番号やメールアドレスが取れない等)
  • データの更新頻度が低い
  • サポートがない

本格的な営業活動には、有料ツールの導入を検討した方が結果的に効率が上がる場合があります。

3. データの鮮度を確認する

古いデータでは、営業効率が大幅に下がります。

  • 電話番号が変わっている
  • すでに閉店・廃業している
  • 担当者が退職している

リアルタイム収集型のツールか、更新頻度が高いデータベースを選ぶことをおすすめします。


よくある質問

Q. 無料ツールだけで営業リストは作れる?

A. 少量であれば可能です。ただし、本格的な新規開拓営業では、電話番号やメールアドレスなど詳細な情報が必要になるため、有料ツールの方が効率的です。まずは無料ツールで試し、必要に応じて有料ツールへ移行するのがおすすめです。

Q. 1件あたりのコストはどれくらいが相場?

A. ツールや収集件数によって大きく異なります。

  • 件数無制限ツールで大量収集:0.1円〜1円程度
  • 件数上限ありツール:1円〜5円程度
  • リスト購入(業者から買う場合):5円〜30円程度

自社で収集する方が、リストを購入するより圧倒的にコストを抑えられます。

Q. ツールを導入すれば営業成果は上がる?

A. ツールはあくまで「リストを効率的に作る」ためのものです。営業成果を上げるには、リストの質(ターゲティングの精度)と、営業トーク・アプローチ方法の改善も必要です。ツール選びと同時に、営業プロセス全体の見直しもおすすめします。


まとめ:目的と予算に合ったツールを選ぼう

営業リスト作成ツールは、それぞれ特徴が異なります。最適なツールは、あなたの目的必要件数予算によって変わります。

この記事のポイント

  • 月額料金だけでなく「1件あたりコスト」で比較する
  • 大量のリストが必要なら、件数無制限のツールがお得
  • 無料ツールは機能制限があるため、本格運用には有料ツールを検討
  • データの鮮度も重要な選定基準

月5,000件以上のリストが継続的に必要な場合は、件数無制限で月額7,800円のIZANAMIがコスパの面で優位性があります。まずは2日間の無料体験で、自社のニーズに合うか確認してみてはいかがでしょうか。

一方、少量のリストで十分な場合や、まずは無料で試したい場合は、FUMAやHubSpot CRMから始めるのも良い選択です。

大切なのは、ツールを導入することがゴールではなく、営業成果につなげること。自社の営業スタイルに合ったツールを選び、効率的な新規開拓を実現してください。

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