プレスリリースを出している会社は、新しい商品やサービス、イベント、人事の動きを外に知らせたい会社です。PR会社のプラップジャパンが運営するプレスリリース配信サービス「Digital PR Platform」は、配信されたリリースを分野・種別・日付ごとに一覧にしていて、ビジネス分野だけで2,000ページ(1ページ10件)を超えます。リリースページの「この企業の情報」を32件確かめたところ組織名・代表者・所在地・上場区分は32/32、ホームページは31/32、電話は23/32でした。メールアドレスは0件です。この記事は、Digital PR Platformからプレスリリース配信企業の営業リストを作る手順を実測で書きます。

結論を3行で
・分野(ビジネス・テクノロジー・IT・医療・科学など8分野)、種別(商品・サービス・イベント・調査・人事・IRなど)、キーワード、日付で一覧にできる。1行=1リリース
・リリースページの企業情報に組織名・代表者・所在地・ホームページ・上場区分・資本金・電話。大手企業や大学のリリースも多い
・メールアドレスは実測0件。設立・従業員数の項目は無い。同じ企業が何度も出るので企業単位にまとめる

営業リストとして見たときの強みは、「いつ・何を発表した会社か」が1行ずつ付いてくることです。リリースのタイトル・配信日・分野・種別がそのまま列になるので、「先月、新サービスを発表した会社」「イベントを開く会社」「周年を迎える会社」のように、声をかける理由がある会社だけを選べます。広告・販促・イベント・記念品・メディアなど、動きのある会社に売るものがある会社に向いています。

Digital PR Platformのビジネス分野のリリース一覧。タイトル・配信日・企業名が並ぶ
ビジネス分野のリリース一覧。1ページ10件で、配信の新しい順に並ぶ

Digital PR Platformで何が絞り込めるか

上のメニューで分野を選ぶと、その分野のリリースが新しい順に並びます。分野は「ビジネス」「公共・政治」「テクノロジー・IT」「エンタメ」「ライフスタイル」「スポーツ」「ビューティ」「医療・科学」の8つです。種別(商品・サービス、イベント、キャンペーン、調査、企業・IR)や、日付ごとの「最新リリース」でも一覧になります。

右上の検索窓ではキーワードで探せます。たとえば「周年」で検索すると、創業◯周年・開設◯周年などの記念企画を発表した会社のリリースが並びます。

Digital PR Platformで「周年」を検索した結果。周年記念の企画を発表したリリースが並ぶ
「周年」で検索した結果。記念企画を発表した会社が並ぶ

実際にリリースページ32件の企業情報を数えた

ビジネス・テクノロジー・IT・エンタメ・医療・科学・ライフスタイルの一覧から32件のリリースを開き、ページ下の「この企業の情報」を項目ごとに数えました。

項目記載備考
組織名・代表者・所在地32/32代表者は氏名だけで入る
上場区分32/32非上場24件、東証プライム・スタンダード・グロースなど8件。「(旧)東証1部」のような古い表記が残っている企業もある
ホームページ31/32
資本金27/32「0 万円」と書かれたものを除くと20件。大学・市役所・一般社団法人は0 万円になっている
電話番号23/32「連絡先」の欄に書かれた番号
メールアドレス0/32連絡先の欄にメールを書いている企業は無かった
設立・従業員数—項目が無い

32件の内訳は、株式会社などの企業が21件、大学が9件、市役所・一般社団法人が2件でした。ヤマハ発動機、京王百貨店、TVer、PFUのような大手企業のほか、法政大学・芝浦工業大学・東海大学など大学の広報のリリースが目立ちます。一覧の先頭40件で作った見本では、40行に36の企業が出てきました。

リリースページ下の「この企業の情報」。組織名・ホームページ・代表者・資本金・上場・所在地・連絡先が並ぶ
リリースページの下にある「この企業の情報」

取れないもの

  • メールアドレス:連絡先の欄にメールを書いている企業は32件中0件
  • 設立年・従業員数:企業情報に項目が無い
  • リリースの担当者名:本文の最後に問い合わせ先が書かれていることはあるが、IZANAMIは取らない
  • リリースを出していない会社:当然ながら、このサービスで配信した会社しか出てこない

プレスリリース配信企業の営業リストを作る3つの方法

方法向いている量手間注意点
手作業でコピー数十件リリースを1件ずつ開き、ページ下の企業情報を写す同じ企業を何度も写さないよう管理が要る
収集ツール(IZANAMI)分野・キーワードごとに必要な件数一覧を開いて「開始」を押し、必要な件数で止める1行=1リリースなので企業単位にまとめる
名簿の購入業種でまとまった件数依頼だけ「最近リリースを出した会社」という切り口の名簿はほとんど無い

IZANAMI は、リリース一覧が表示された状態で「開始」を押すと、リリースを1件ずつ開いて、組織名・ホームページ・代表者・資本金・上場・所在地・電話と、リリースのタイトル・配信日・分野・種別をCSVにします。一覧は何千ページも続くので、必要な件数が集まったところで止めてください。連絡先の欄は元の書き方のまま「連絡先(原文)」の列にも残します。

プレスリリースを使った営業リストの収集ツールの使い分け

やり方Digital PR Platformの扱い向いている使い方
名簿販売・リスト購入リリースの有無では絞れないことが多い業種で広く件数をそろえたい
汎用のWeb収集ツール一覧とリリースページの2段階を自分で設定する自社で設定・保守ができる
IZANAMI定義を用意済み。一覧を開いて「開始」を押すだけ分野やキーワードで「動きのある会社」を集め、ほかの業種の名簿も同じツールで集めたい

IZANAMI の弱点も書いておきます。Windows のパソコンで Chrome を動かして収集するので、パソコンを起動している間しか集まりません。リリースを1件ずつ開くので、ページ数の多い分野を全部集めるのには向きません。直近のリリースやキーワードで絞ってから集めるのが現実的です。

Digital PR Platformを営業リストにするときの弱点と対策

一番の弱点はメールアドレスが取れないことです。代表電話は7割ほど、ホームページはほぼ全件あるので、電話かホームページの問い合わせフォームから入ります。ホームページから問い合わせフォームを探すなら、IZANAMIのデータ補完で埋まる分があります。

もう1つは同じ企業が何度も出ることです。同じ大学・企業が短い間に何本もリリースを出すので(32件の中でも4つの組織が2回ずつ出ていました)、1行=1リリースのCSVをそのまま使うと同じ会社に何度も電話することになります。CSVの「ビジネス名」で重複を除いてから使ってください。

どう使い分ければいいか

  • 新サービス・新商品を出した会社に営業したい → 種別「商品・サービス」の一覧を新しい順に集める
  • イベントを開く会社に、会場・備品・販促物を売りたい → 種別「イベント」の一覧
  • 周年記念の企画に営業したい → キーワード「周年」で検索して集める
  • 大学に営業したい → 大学のリリースが多いので、組織名に「大学」を含む行で絞る
  • 中小企業を広く集めたい → リリースを出す会社に限られるので、これだけでは足りない。業種別のポータルサイトと組み合わせる

IZANAMI は月額7,800円(初期費用4,400円)で収集件数に上限がありません。料金プランはこちらで確認できます。プレスリリースのサイトでは、ほかに収集対応サイト一覧のプレスリリースの欄にあるサイトにも対応しています。

よくある質問

Q1. プレスリリースを出している企業のリストは作れますか?

作れます。32件の実測で、組織名・代表者・所在地・上場区分は全件、ホームページ31件、電話23件でした。

Q2. メールアドレスは取れますか?

取れません。企業情報の連絡先にメールを書いている企業は、32件中0件でした。ホームページから問い合わせフォームを探してください。

Q3. 同じ会社が何度も出てきませんか?

出ます。1行=1リリースです。見本40件では36の企業でした。CSVのビジネス名で重複を除いてください。

Q4. 何件くらい集まりますか?

ビジネス分野だけで2,000ページ(1ページ10件)を超えます。全部を集めるより、種別・キーワード・日付で絞って必要な件数だけ集めるのが現実的です。

Q5. 上場企業だけに絞れますか?

一覧では絞れませんが、CSVの「上場」の列で絞れます。32件では8件が東証プライム・スタンダード・グロースなどの上場区分でした。企業が登録した情報なので、古い表記が残っていることもあります。

まとめ

Digital PR Platformは、「いつ・何を発表したか」つきで、代表者・所在地・上場区分・ホームページの分かる会社を集められるサイトです。声をかける理由がある会社だけを選べるので、イベント・周年・新サービスの発表に合わせた営業に向いています。

弱点はメールが取れないことと、同じ企業が何度も出ること。種別やキーワードで絞って集め、企業単位にまとめ、電話かフォームで入る。この前提で使ってください。

IZANAMI は2日間の無料トライアルがあり、インストールのサポートも付きます。狙っている分野・キーワードで何社取れるか、試してから判断してください。

本記事の実測値は2026年9月21日時点のものです。取得項目は、5分野の一覧から選んだ32件のリリースページの企業情報と、ビジネス分野の先頭40件の見本を確認したものです。ページ数は分野ごとの一覧のページ送りの表示です。リリースは毎日追加されるため、件数・項目は変動します。出典:プラップジャパン「Digital PR Platform」。本記事は同サイトの情報をもとに件数・記載率を集計したものです。

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