補助金の申請支援や経営改善計画で中小企業を支えているのは、税理士・公認会計士・中小企業診断士・民間コンサルタント・商工会議所・金融機関です。この「認定経営革新等支援機関」を都道府県ごとに検索できるのが、中小企業庁の「認定経営革新等支援機関検索システム」です。鳥取県で128件、詳細30件を確かめたところ名称・種別・住所・電話・認定号は30/30、FAX19、メール13、ホームページ13でした。ただし1回の検索で表示されるのは1,000件までで、東京都・大阪府は打ち切られます。この記事は、この制限の回避も含めて、認定支援機関の営業リストを作る手順を実測で書きます。

結論を3行で
・都道府県ごとに一覧(100件/ページ)。鳥取県128件、東京都・大阪府は1,000件で打ち切り。種別やキーワード(区市名)で分けて取る
・詳細ページに名称・種別・住所・電話・FAX・メール・URL・認定号・認定日・相談可能内容・支援可能業種が載る。メール13/30・URL13/30
・公共データ利用規則(第1.0版)で営利利用可・出典記載。一覧はAJAXで差し込まれるが、実ブラウザで普通に開ける

認定経営革新等支援機関は、中小企業等経営強化法にもとづいて国が認定した支援者で、ものづくり補助金や事業再構築補助金の申請、経営改善計画の策定で必要になります。営業先としては「中小企業を顧問先に持つ士業・コンサル・金融機関」のリストで、認定支援機関種別(税理士/税理士法人/公認会計士/中小企業診断士/民間コンサルティング会社/商工会/商工会議所/金融機関 など)が付くのが、ほかの名簿にない点です。

認定経営革新等支援機関検索システムの検索結果一覧(鳥取県)。名称/店舗名・種別・住所が100件ずつ並ぶ
鳥取県の一覧(128件=100+28)。「この条件で検索する」を押すと一覧が差し込まれる

認定経営革新等支援機関検索システムで何が絞り込めるか

入口の地図で都道府県をクリックすると、その都道府県の検索画面が新しいタブで開きます。種別(税理士・公認会計士・診断士・コンサル・金融機関 など)、キーワード(名称や住所に当たる)、相談可能内容、支援可能業種で絞って「この条件で検索する」を押すと、一覧が100件ずつ出ます。

認定経営革新等支援機関検索システムの入口。日本地図から都道府県を選ぶ
入口は日本地図。都道府県をクリックすると検索画面が開く

1回の検索は1,000件まで

東京都・大阪府で条件なしに検索すると「検索結果の内、1000件のみを表示しております」と出て、1,000件(10ページ)で打ち切られます。種別で分けるか、キーワードに区市名を入れると1,000件以下になります。東京都×「新宿」で626件でした。キーワードは住所にも当たるので、区ごとに分ければ取りこぼしません。

実際に鳥取県128件から30件を数えた

項目記載備考
名称30/30個人の税理士などは名称=氏名
認定支援機関種別30/30税理士・公認会計士・診断士・コンサル・商工会 など。設定カテゴリにも入る
住所30/30都道府県・市区町村も30/30
電話30/30
FAX19/30
メール13/30登録している機関だけ
URL13/30登録している機関だけ
認定支援機関ID・認定号・認定日30/30
本店・支店/対応可能日時/相談可能内容/支援可能業種30/30
主な補助金等実績7/30
代表者名0/30項目が無い
認定支援機関の詳細ページ。名称・種別・住所・TEL・FAX・メール・URL・認定号・認定日・相談可能内容・支援可能業種が載る
詳細ページ。メール・URLは登録している機関だけ載る

取れないもの

  • メール・URL・FAXは登録している機関だけ(鳥取30件でメール13・URL13・FAX19)
  • 代表者名の項目は無い(個人の税理士などは名称=氏名)
  • 金融機関の支店は検索できない(サイトの注記)
  • 事業再構築補助金の採択数など年度別の実績表は列にしていない

認定支援機関の営業リストを作る3つの方法

方法向いている量手間注意点
手作業でコピー〜50件1件1〜2分詳細を1件ずつ開く。1,000件の打ち切りにも気づきにくい
収集ツール(IZANAMI数百〜都道府県ごとの全件検索して「開始」を押すだけ大きい都道府県は種別・区市名で分ける
名簿の購入まとまった件数依頼だけ認定号・認定日・種別まで付いた名簿は少ない

IZANAMI は、「この条件で検索する」を押して一覧が表示された状態で「開始」を押すと、次ページを最後まで送りながら詳細を順に開いてCSVにします。一覧の差し替えは数秒かかるサイトですが、待ち時間を入れてあるので取りこぼしません。認定支援機関種別が設定カテゴリに入るので、収集後に「税理士だけ」「金融機関だけ」と絞れます。メール・URLが無い機関は名称と住所でデータ補完をかけると埋まる分があります。

収集ツールの使い分け

ツール認定支援機関検索向いている使い方
U社士業サイトの一部に対応大手ポータル中心にまとめて取りたい
K社税理士・会計士などに個別のツール1サイトごとに買い切りたい
IZANAMI認定支援機関検索に対応(税理士・司法書士・行政書士・社労士・弁理士も)士業・コンサル・金融機関を横断して差分で集めたい

IZANAMI の弱点も書いておきます。Windows のパソコンで Chrome を動かして収集するので、パソコンを起動している間しか集まりません。1,000件の打ち切りはサイト側の仕様なので、東京都は区ごとに分けて何回か開始する必要があります。

認定支援機関検索を営業リストにするときの弱点と対策

一番の弱点は1回の検索が1,000件までなことです。対策は種別とキーワードでの分割で、種別(税理士/公認会計士/診断士/コンサル/金融機関)と区市名を組み合わせれば、東京都でも1,000件以下に収まります。

もう1つはメール・URLが登録している機関だけなことです(13/30)。税理士事務所・診断士事務所はホームページを持っていることが多いので、名称と住所からのデータ補完で埋まる分があります。

どの方法を選べばいいか

  • 補助金支援をしている税理士・診断士に営業したい → このシステム。種別で絞れて電話が全件
  • メールで営業したい → メール13/30。残りは補完
  • 金融機関に営業したい → 本店だけ載る。支店は検索できない
  • 士業全体を狙いたい → 税理士情報検索・社労士会・弁理士ナビと併用

IZANAMI は月額7,800円(初期費用4,400円)で収集件数に上限がありません。料金プランはこちらで確認できます。

よくある質問

Q1. 認定支援機関検索から営業リストは作れますか?

作れます。名称・種別・住所・電話・認定号は30件の実測で全件でした。公共データ利用規則(第1.0版)で公開されているので、出典を書けば営利目的でも使えます。

Q2. 何件くらい集まりますか?

鳥取県で128件。東京都・大阪府は1回の検索で1,000件に打ち切られるので、種別や区市名で分けて取ります。東京都×新宿で626件でした。

Q3. 税理士だけに絞れますか?

絞れます。検索条件の種別で選ぶか、収集後に設定カテゴリ(認定支援機関種別)で絞ってください。

Q4. メールアドレスは取れますか?

登録している機関だけ取れます。鳥取県30件で13件でした。残りは補完で探します。

Q5. 検索ツールで一覧が出ないのはなぜですか?

一覧は「この条件で検索する」を押したあとにAJAXで差し込まれます。ブラウザで普通に操作すれば出ます。IZANAMI も実ブラウザで動くので問題ありません。

まとめ

認定経営革新等支援機関検索システムは、補助金・経営改善を支援する税理士・会計士・診断士・コンサル・金融機関の名称・種別・住所・電話が載る、中小企業庁の公的データベースです。「中小企業を顧問先に持つ支援者」に営業するなら、ここから作るのが早いです。

弱点は1回の検索が1,000件までなことと、メール・URLが登録機関だけなこと。種別・区市名で分けて取り、連絡先の残りは補完。この前提で使ってください。

IZANAMI は2日間の無料トライアルがあり、インストールのサポートも付きます。狙っている都道府県で何件取れるか、試してから判断してください。

本記事の実測値は2026年9月18日時点のものです。件数はサイトの検索結果の表示、取得項目は鳥取県の一覧128件から等間隔に選んだ30件の詳細ページを確認したものです。掲載内容は各機関の登録で更新されるため、件数・項目は変動します。出典:認定経営革新等支援機関検索システム(中小企業庁)。本記事は同システムの情報をもとに件数・記載率を集計したものです。

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