新卒採用をしている企業は、採用にお金を使う体力がある会社です。だから採用支援・研修・システムの営業先としては筋がいい。ではリクナビ新卒からリストを作ると、何がどこまで取れるのか。実際に企業ページを40社ぶん開いて、項目ごとに数えました。

結論を3行で
代表者氏名が40社すべてに載っている。決裁者名が分かるリストになるのが最大の特徴
・社名・本社所在地・代表電話番号も40/40。ただしメールアドレスは0件
・業種で絞ると製造・メーカー1,334件、情報技術593件。1ページ100件でページ送りあり

リクナビ新卒は新卒採用向けの求人サイトです。企業ページには社名・本社所在地・代表者氏名・代表電話番号が掲載され、40社を実測したところ4項目とも100%記載がありました。代表者名まで揃うリストはあまりありません。一方でメールアドレスの掲載は0件、資本金や従業員数の欄もありません。

リクナビ新卒で何が絞り込めるか

絞り込みの軸は業種と地域です。業種は25種類に分かれています。製造・メーカー、金融、情報技術、広告・メディア・マスコミ、教育・学校、医療・病院、官公庁・行政・警察、福祉・独立行政法人・NGO・NPO など。地域は北海道・東北から九州・沖縄までの8ブロックとオンラインです。

件数を実際に見るとこうなります。

絞り込み掲載件数
製造・メーカー1,334件
関東1,057件
情報技術593件

1ページ100件で、ページ送りが付きます。業種を1つ選ぶだけで数百社から千社を超える規模になります。

リクナビ新卒の企業一覧。業種で絞り込んだ状態
業種で絞った一覧。1ページ100件で並ぶ

企業ページを40社ぶん開いて数えた

取得できた項目

項目記載があった社数
社名40 / 40
本社所在地40 / 40
代表者氏名40 / 40
代表電話番号40 / 40
業種40 / 40
都道府県・市区町村40 / 40
ホームページURL15 / 40
メールアドレス0 / 40
リクナビ新卒の企業ページにある企業概要。社名・本社所在地・代表者氏名・代表電話番号が並ぶ
企業概要の欄。4項目だけだが、代表者氏名まで揃っている

代表者氏名が100%取れるのは珍しい

営業リストで代表者名が入っているかどうかは、DMの宛名を「ご担当者様」にするか「代表取締役 ◯◯様」にするかの差になります。開封率が変わるところです。

求人サイトの多くは企業概要に代表者名を載せていません。実際、同じ新卒向けでもマイナビ新卒は表記が企業ごとにばらつきます。リクナビ新卒は企業概要のフォーマットが固定されていて、40社すべてに代表者氏名の行がありました。

メールアドレスは1件も載っていない

40社を対象に機械的に探しましたが該当は0件です。企業概要にメールアドレスの項目自体がありません。応募導線がリクナビのシステム内で完結する設計なので、企業のメールアドレスを表に出す必要がないのだと思います。

資本金・設立年・従業員数・売上高も同様に載っていません。企業概要は4〜5行だけの簡素な作りです。

電話番号はハイフンなしで書かれている

実際の表記は 0356541288 のような形です。ハイフンが入りません。CSVに落としたあと、他のリストと突き合わせるときは表記を揃える処理が要ります。細かい話ですが、名寄せで詰まる原因になります。

1社が複数の募集を出している

1つの企業が複数のインターンシップや説明会を出すため、一覧では同じ会社が何度も出てきます。リストにするときは会社名と住所での重複除去が前提になります。

リクナビ新卒から営業リストを作る3つの方法

方法向いている場面ネック
手作業でコピーする特定業種で100社だけ欲しいとき1ページ100件。製造・メーカーは14ページある
収集ツールを使う複数業種・複数地域をまとめて押さえたいとき初期設定と、収集が終わるまでの待ち時間
リストを購入するすぐに件数が欲しいとき新卒採用をしている企業かどうかは分からない

リクナビ新卒を使う意味は「いま新卒採用に投資している企業」という条件で切れることです。購入リストにはこの条件が付きません。手作業かツールかの二択になります。

収集ツールの使い分け

タイプ向いている使い方
U社(買い切り・多サイト対応型)収集したいサイトが決まっていて、月額を避けたいとき
K社(クラウド型)パソコンを起動しっぱなしにできないとき
IZANAMI新卒・中途・アルバイトの求人サイトを横断して、同じ形式で集めたいとき

正直に書くと、中途採用をしている企業も含めて広く当てたいなら、リクナビ新卒だけでは足りません。新卒採用は企業規模が偏ります。中小企業まで拾いたいならハローワークや中途向けサイトと組み合わせる必要があります。

IZANAMI の弱点も書いておきます。Windowsアプリなので収集中はパソコンを起動しておく必要があります。件数が多いと時間もかかるので、「今日中に5,000件」という使い方には向きません。夜間に回して翌朝受け取る運用が前提です。

リクナビ新卒を営業リストにするときの弱点と対策

弱点1:メールアドレスが取れない

0件です。ホームページURLも15/40しか載っていないので、BeautyParkのように「サイトから辿って補完」も半分は空振りします。データ補完で社名と住所から会社サイトを探す形になります。電話とDMを主軸に据えるのが現実的です。

弱点2:企業規模が偏る

新卒採用に枠を割ける企業が中心なので、従業員数の少ない会社は相対的に少なくなります。小規模事業者向けの商材だと母数が合いません。

弱点3:同じ会社が何度も出てくる

1社が複数の募集を出します。重複を除かないと、同じ会社に何度も電話をかけることになります。会社名と住所の組み合わせで重複を落としてください。

どの方法を選べばいいか

  • 代表者名つきのDMを打ちたい → リクナビ新卒が向いています。40/40で取れます
  • テレアポが主戦場 → 代表電話番号が40/40。そのまま使えます
  • メール営業が主戦場 → 単体では成立しません。補完を前提に組んでください
  • 中小企業まで広く当てたい → 他の求人サイトと組み合わせてください

IZANAMI は月額7,800円(初期費用4,400円)で収集件数に上限がありません。1件あたりに直すとおよそ0.1円です。料金プランはこちらで確認できます。

よくある質問

Q1. リクナビ新卒から営業リストは作れますか?

作れます。社名・本社所在地・代表者氏名・代表電話番号は40社の実測で100%記載がありました。メールアドレスは0件です。

Q2. 代表者名も取得できますか?

できます。企業概要に代表者氏名の行があり、40社すべてに記載がありました。求人サイトとしては珍しい部類です。

Q3. どんな条件で絞り込めますか?

業種25種類と、地域8ブロック(およびオンライン)です。製造・メーカーで1,334件、情報技術で593件、関東で1,057件でした。

Q4. マイナビ新卒とどちらから集めるべきですか?

代表者名を確実に取りたいならリクナビ新卒です。マイナビ新卒は企業概要の項目数が多い代わりに、見出しの表記が企業ごとにばらつきます。両方集めて重複を除くのが一番厚いリストになります。

Q5. 掲載企業は営業を受け慣れていませんか?

新卒採用に予算を割いている企業なので、採用関連の営業は当然入っています。だからこそ業種で絞って、その業種の採用課題に触れる話をしないと通りません。

まとめ

リクナビ新卒の価値は件数ではなく、代表者氏名が100%揃うことにあります。宛名を「代表取締役 ◯◯様」で出せるリストは、そう多くありません。

逆にメールアドレスは0件、ホームページURLも15/40です。メール前提で設計すると作り直しになります。電話とDMを主軸に、業種で絞ってから当てる。この形なら使えるリストになります。

IZANAMI は2日間の無料トライアルがあり、インストールのサポートも付きます。狙っている業種で何件取れるか、試してから判断してください。

本記事の実測値は2026年9月10日時点のものです。掲載件数は業種別・地域別の一覧ページ、取得項目は企業ページ40社を確認したものです。掲載内容は各企業が更新するため、件数・項目は変動します。

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