採用支援や研修の商材を売るなら、新卒採用をしている企業は外せません。ただ「どのサイトから集めるか」で取れる情報がまるで違います。マイナビ新卒は企業ページの情報量が多いと言われますが、実際どこまで載っているのか。企業ページを34社ぶん開いて、項目ごとに数えました。
結論を3行で
・資本金32/34・従業員数31/34・設立30/34・売上高27/34。企業情報の厚さは求人サイトの中でも上位
・ただし代表者名は10/34しか載っていない。宛名を代表者名にしたいならリクナビ新卒のほうが確実
・見出しの表記が164種類あり、企業ごとにばらつく。収集するときはここが壁になる
マイナビ新卒は新卒採用向けの求人サイトです。企業ページには本社所在地・本社電話番号・設立・資本金・従業員数・売上高・事業所などが並び、34社を実測したところ資本金は32社、従業員数は31社に記載がありました。メールアドレスの掲載は1社だけです。企業規模で絞ってから電話とDMで当てる、という設計に向いています。
マイナビ新卒で何が絞り込めるか
絞り込みは業種が中心です。農林・水産、建設・設備関連、総合商社、コンサルティング・シンクタンク・調査など、細かく分かれています。地域や条件との組み合わせも可能です。
業種を1つ選んだときの企業数を実際に数えました。
| 業種 | 1ページに並んだ企業数 |
|---|---|
| 建設・設備関連 | 107社 |
| コンサルティング・シンクタンク・調査 | 108社 |
| 農林・水産 | 102社 |
| 総合商社 | 8社 |
総合商社のように母数が小さい業種もあります。狙う業種によって取れる件数が大きく変わるので、先に件数を見てから収集するかどうか決めたほうが早いです。

企業ページを34社ぶん開いて数えた
取得できた項目
| 項目 | 記載があった社数 |
|---|---|
| 資本金 | 32 / 34 |
| 従業員数 | 31 / 34 |
| 本社所在地 | 31 / 34 |
| 設立 | 30 / 34 |
| 本社代表番号 | 29 / 34 |
| 本社郵便番号 | 28 / 34 |
| 売上高 | 27 / 34 |
| 沿革 | 25 / 34 |
| 事業所 | 24 / 34 |
| 平均年齢 | 21 / 34 |
| 関連会社 | 13 / 34 |
| 創業 | 12 / 34 |
| 代表者 | 10 / 34 |
| 主な取引先 | 9 / 34 |
| メールアドレス | 1 / 34 |

企業規模で絞れるのが最大の強み
資本金・従業員数・売上高が3割以上ではなく8割前後で揃うのは、求人サイトとしては珍しいことです。「従業員100名以上」「資本金1億円以上」で切ってから当てられます。
採用支援でも研修でも、規模によって刺さる提案は変わります。全件に同じ話をするより、この3項目で切ってから話を変えるほうが通ります。
代表者名は10社にしか載っていない
ここは弱点です。同じ新卒向けでも、リクナビ新卒は企業概要のフォーマットが固定されていて代表者氏名が全社に載っていました。マイナビ新卒は34社中10社です。
宛名を「代表取締役 ◯◯様」で出したいなら、リクナビ新卒と併用するか、社名から別途調べる必要があります。
見出しが164種類ある
34社を開いただけで、企業概要の見出しが164種類出てきました。同じ「本社の住所」でも、企業によって書き方が違います。
| 意味 | 実際に出てきた見出し |
|---|---|
| 代表者 | 代表者 / 代表取締役 / 社長メッセージ |
| 電話番号 | 本社電話番号 / 代表電話番号 / 代表番号 |
| 2つ目の本社 | 第二本社所在地 / 第二本社電話番号 / 第二本社郵便番号(4社) |
「第二本社」を本社と同じ扱いで拾うと、本社の住所が上書きされます。手作業でもツールでも、ここは意識しておかないと住所が入れ替わります。
研修制度などの開示項目は全社にある
研修制度・自己啓発支援制度・メンター制度・キャリアコンサルティング制度・社内検定制度は34社すべてに記載がありました。採用実績(学校・人数)も31/34です。
研修サービスを売るなら、ここは読む価値があります。「メンター制度なし」の企業に育成支援を提案する、といった切り方ができます。
マイナビ新卒から営業リストを作る3つの方法
| 方法 | 向いている場面 | ネック |
|---|---|---|
| 手作業でコピーする | 総合商社のように母数が小さい業種 | 見出しが企業ごとに違うので、転記の判断が毎回発生する |
| 収集ツールを使う | 複数業種をまとめて押さえたいとき | 見出しの表記ゆれに対応した設定が要る |
| リストを購入する | すぐに件数が欲しいとき | 新卒採用をしているかどうかは分からない |
マイナビ新卒は見出しのばらつきが大きいぶん、手作業だと判断に時間がかかります。100社を超える業種を狙うならツールのほうが現実的です。
収集ツールの使い分け
| タイプ | 向いている使い方 |
|---|---|
| U社(買い切り・多サイト対応型) | 収集したいサイトが決まっていて、月額を避けたいとき |
| K社(クラウド型) | パソコンを起動しっぱなしにできないとき |
| IZANAMI | 新卒・中途・アルバイトの求人サイトを横断して、同じ形式で集めたいとき |
正直に書くと、代表者名が要るならマイナビ新卒だけでは足りません。10/34です。リクナビ新卒と組み合わせて、社名で突き合わせるのが確実です。
IZANAMI の弱点も書いておきます。Windowsアプリなので収集中はパソコンを起動しておく必要があります。件数が多いと時間もかかるので、夜間に回して翌朝受け取る運用が前提です。
マイナビ新卒を営業リストにするときの弱点と対策
弱点1:見出しの表記がばらつく
34社で164種類です。「本社所在地」だけを見ていると、「本店所在地」や「代表本社所在地」と書いている企業を取りこぼします。同じ意味の見出しを全部並べて拾うのが対策です。実際、表記を並べたら住所の取得率が大きく変わりました。
弱点2:第二本社が本社を上書きする
「第二本社所在地」を持つ企業が4社ありました。本社と併記されているので、後から読んだほうで上書きすると住所が第二本社になります。「第二〜」で始まる見出しは拾わないと決めておくのが安全です。
弱点3:メールアドレスが取れない
34社中1社だけです。応募がマイナビのシステム内で完結するので、企業のメールアドレスを出す必要がありません。データ補完で会社サイトから補うか、電話とDMに寄せてください。
どの方法を選べばいいか
- 企業規模で絞りたい → マイナビ新卒が向いています。資本金・従業員数・売上高が8割前後で揃います
- 代表者名つきのDMを打ちたい → リクナビ新卒のほうが確実です(あちらは全社に記載)
- 研修・育成の商材を売りたい → 研修制度などの開示項目が全社にあります。読んでから当てられます
- メール営業が主戦場 → 単体では成立しません
IZANAMI は月額7,800円(初期費用4,400円)で収集件数に上限がありません。1件あたりに直すとおよそ0.1円です。料金プランはこちらで確認できます。
よくある質問
Q1. マイナビ新卒から営業リストは作れますか?
作れます。資本金32/34、従業員数31/34、本社所在地31/34、設立30/34という実測です。企業規模で絞れるリストになります。
Q2. 代表者名も取得できますか?
34社中10社です。全社では取れません。確実に欲しい場合はリクナビ新卒と併用してください。
Q3. どんな条件で絞り込めますか?
業種が中心です。建設・設備関連で107社、コンサルティング・シンクタンク・調査で108社、農林・水産で102社、総合商社で8社でした。
Q4. リクナビ新卒とどちらから集めるべきですか?
企業規模の情報が欲しいならマイナビ新卒、代表者名が欲しいならリクナビ新卒です。取れる項目が違うので、両方集めて社名で突き合わせるのが一番厚いリストになります。
Q5. 見出しがばらつくと何が困りますか?
同じ「本社の住所」でも企業ごとに書き方が違うため、1つの表記だけを見ていると取りこぼします。実測では表記を並べることで取得率が改善しました。
まとめ
マイナビ新卒の価値は企業規模で絞れることです。資本金・従業員数・売上高が8割前後で揃う求人サイトはそう多くありません。研修制度などの開示項目も全社にあります。
弱点は代表者名が10/34しかないことと、見出しの表記が164種類あることです。表記ゆれを並べて拾い、「第二本社」は拾わない。この2つを押さえれば、規模で切れる質の高いリストになります。
IZANAMI は2日間の無料トライアルがあり、インストールのサポートも付きます。狙っている業種で何社取れるか、試してから判断してください。
本記事の実測値は2026年9月10日時点のものです。企業数は業種で絞った一覧ページ、取得項目は企業ページ34社を確認したものです。掲載内容は各企業が更新するため、件数・項目は変動します。
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