新規顧客の獲得は、ビジネスを継続・成長させるために欠かせない営業活動です。しかし、多くの中小企業経営者や営業担当者が「どこから手をつければいいのか分からない」「時間とコストばかりかかって成果が出ない」という悩みを抱えています。

本記事では、BtoB企業が新規顧客を効率的に獲得するための具体的な方法を、オンライン施策とオフライン施策に分けて15の手法として解説します。特に、新規開拓の成否を分ける「営業リストの質」に焦点を当て、実践的なアプローチをご紹介します。

新規顧客獲得が難しい3つの理由

1. コストが既存顧客の5倍かかる(1:5の法則)

マーケティング業界では「1:5の法則」として広く知られていますが、新規顧客獲得には既存顧客への販売と比較して約5倍のコストがかかるとされています。認知獲得、信頼構築、ニーズの把握など、ゼロから関係性を構築する必要があるため、どうしても時間とコストがかかってしまいます。

2. 質の高い営業リストの不足

新規開拓で最も重要なのは「誰にアプローチするか」です。しかし、多くの企業が以下の課題を抱えています:

  • リストが古く、電話が繋がらない
  • ターゲット企業の選定が不十分
  • 連絡先情報(メール、電話番号)が不足している
  • リスト作成に膨大な時間がかかる

営業リストの質が低いと、どれだけ優れた営業トークを用意しても成果に繋がりません。

3. アプローチ方法の選択肢が多すぎる

テレアポ、飛び込み営業、Web広告、SNS運用、展示会出展など、新規顧客獲得の手法は多岐にわたります。自社のリソースや商材特性に合わない方法を選んでしまうと、費用対効果が悪化し、営業担当者のモチベーション低下にも繋がります。

新規顧客獲得で最も重要なのは「営業リスト」の質

質の高い営業リストの3つの条件

効果的な新規開拓を実現するには、以下の条件を満たす営業リストが必要です。

1. 鮮度(最新の連絡先情報)

企業の連絡先は常に変化しています。移転、電話番号変更、担当者の異動など、情報の鮮度が低いと「電話が繋がらない」「メールが届かない」といった無駄な営業活動が増えてしまいます。

2. 精度(ターゲット企業の適切な選定)

自社の商品・サービスを必要としている可能性が高い企業を選定することが重要です。業種、企業規模、地域、課題などでターゲットを絞り込むことで、アプローチの効率が大きく向上します。

3. 網羅性(必要な情報が揃っている)

企業名と住所だけでは不十分です。以下の情報が揃っていることが理想的です:

  • 電話番号
  • メールアドレス
  • FAX番号
  • ホームページURL
  • お問い合わせフォーム
  • 代表者名
  • 従業員数・資本金(可能な場合)

営業リスト作成の4つの方法

営業リストの作成方法は主に4つあります。それぞれの特徴を比較表でご覧ください。

方法コスト作業時間情報の鮮度大量収集おすすめ度
手動で作成無料非常に長い<br>(1件5〜10分)高い★☆☆☆☆
リスト購入高い<br>(1件10〜50円)短い低〜中★★☆☆☆
自動収集ツール<br>(IZANAMI等)低い<br>(月額7,800円)<br>1件約0.1円短い非常に高い◎<br>無制限★★★★★
既存リスト更新低〜中★★★☆☆

方法1:手動で作成する

Google検索や企業サイトから手作業で情報を収集する方法です。

メリット

  • コストがかからない
  • 情報の正確性を自分で確認できる

デメリット

  • 膨大な時間がかかる(1件あたり5〜10分)
  • 大量のリスト作成には不向き
  • 担当者のスキルに依存

方法2:営業リスト購入サービスを利用する

専門業者から企業リストを購入する方法です。

メリット

  • すぐに大量のリストが手に入る
  • ターゲット条件で絞り込み済み

デメリット

  • 費用が高い(1件あたり10〜50円)
  • 情報の鮮度に問題がある場合も
  • 同じリストを複数社が使用している可能性

方法3:営業リスト自動収集ツールを活用する

IZANAMIのような自動収集ツールを使用する方法です。

メリット

  • 常に最新情報を収集できる
  • 大量のデータを無制限に収集可能
  • コストパフォーマンスが高い(1件約0.1円)
  • 24時間自動で収集し続けられる

デメリット

  • 初期設定に多少の時間が必要
  • ツールの使い方を覚える必要がある

方法4:既存リストの補完・更新

手元にある古いリストの情報を更新・補完する方法です。

メリット

  • 過去に接点があった企業なので、再アプローチしやすい
  • 信頼関係構築の土台がある

デメリット

  • 新規開拓先の拡大にはならない
  • 情報が更新されていない可能性

営業リスト自動収集ツール「IZANAMI」の活用

新規顧客獲得を効率化する上で、営業リスト作成の自動化は非常に効果的です。IZANAMIは、インターネット上で公開されている企業情報を自動で収集し、営業リストを作成するツールです。

IZANAMIで収集できる情報

IZANAMIでは、以下の企業情報を自動で収集できます。

情報項目対応状況活用シーン
ホームページURL◎ 全サイト対応企業調査、事前リサーチ
メールアドレス◎ 全サイト対応メール営業、DM配信
電話番号◎ 全サイト対応テレアポ、電話営業
FAX番号○ 一部対応FAX DM
住所◎ 全サイト対応郵送DM、エリアマーケティング
口コミ・評価○ 一部対応企業評判の確認
営業時間○ 一部対応架電時間の最適化
お問い合わせフォーム△ オプションフォーム営業
設立年△ 一部サイトのみ企業年齢によるターゲティング
代表者△ 一部サイトのみキーマンへのアプローチ
従業員数△ 一部サイトのみ企業規模によるターゲティング
資本金△ 一部サイトのみ与信判断
売上高△ 一部サイトのみ企業規模の把握
事業概要△ 一部サイトのみニーズの推測

※◎:ほぼ全ての企業で取得可能、○:多くの企業で取得可能、△:限定的

IZANAMIの主な特徴

IZANAMIと他のリスト作成方法を比較すると、以下のような優位性があります。

特徴IZANAMI手動作成リスト購入
データ収集数無制限限定的購入数による
月額コスト7,800円<br>(1件約0.1円)人件費のみ高額<br>(1件10〜50円)
情報の鮮度常に最新収集時点古い場合あり
作業時間ほぼ不要<br>(自動収集)非常に長い<br>(1件5〜10分)不要
カスタマイズ性高い高い低い
差分更新◎ 自動✗ 手動✗ 再購入

特徴1:データ収集数無制限

月額固定料金でデータ収集数に制限がありません。他のツールでは1件あたり数円〜数十円の従量課金が一般的ですが、IZANAMIは収集単価の目安が1件あたり約0.1円と、圧倒的なコストパフォーマンスを実現しています。

特徴2:差分データ(新着情報)の収集が可能

一度収集した条件で、新しく追加された企業情報のみを自動で収集できます。常に最新の営業リストを維持できるため、「掲載したばかりの企業」にいち早くアプローチすることが可能です。

特徴3:手持ちリストからの情報補完

すでに持っている企業リスト(社名と住所のみのリストなど)から、電話番号やメールアドレスなどの不足情報を自動で補完することもできます。

特徴4:複数のポータルサイトに対応

Google マップだけでなく、求人サイト、グルメサイト、業界特化型のポータルサイトなど、多様なサイトから情報を収集できます。業種や目的に応じて最適な情報源を選択できます。

実際の活用シーン

ケース1:BtoB新規開拓でのテレアポリスト作成

製造業向けにソフトウェアを販売する企業が、製造業企業のリストをIZANAMIで収集。都道府県や従業員数で絞り込み、電話番号とホームページURLを取得してテレアポに活用。

ケース2:地域密着型ビジネスのDM営業

税理士事務所が、特定エリアの新設法人情報を差分モードで継続的に収集。開業直後の企業にDMとメールでアプローチし、顧問契約を獲得。

ケース3:既存リストの情報補完

展示会で収集した名刺情報(社名と代表者名のみ)をもとに、IZANAMIで電話番号とメールアドレスを補完。フォローアップの効率が大幅に向上。

【オンライン施策】新規顧客獲得の8つの方法

オンライン施策は、地理的な制約がなく、幅広いターゲットにアプローチできる点が特徴です。以下、主要な8つの手法をご紹介します。

オンライン施策の比較表

手法初期コスト月額コスト即効性継続性おすすめ対象
SEO対策✗<br>6ヶ月〜長期戦略
コンテンツマーケ低〜中✗<br>3ヶ月〜専門性アピール
Web広告高<br>数万〜数十万円◎<br>即日〜すぐに成果が欲しい
SNS運用△<br>3ヶ月〜BtoB全般
ウェビナー○<br>1ヶ月〜高単価商材
メール/DM○<br>1週間〜大量アプローチ
プレスリリース低<br>数万円/回○<br>即日〜話題性ある情報
アフィリエイト△<br>1ヶ月〜紹介しやすい商材

1. 自社Webサイト・SEO対策

検索エンジンで上位表示されることで、潜在顧客から自然に問い合わせが入る仕組みを作ります。

実施のポイント

  • ターゲット顧客が検索しそうなキーワードを選定
  • 課題解決型のコンテンツを作成(例:「営業リスト 作り方」)
  • 定期的な更新で鮮度を保つ

メリット:広告費をかけずに長期的な集客が可能 デメリット:成果が出るまで6ヶ月〜1年程度かかる

2. コンテンツマーケティング(オウンドメディア)

ブログ記事やホワイトペーパーで有益な情報を発信し、見込み客を育成します。

実施のポイント

  • ターゲットの課題に即した記事を作成
  • 導入事例や業界動向など、専門性の高い情報を提供
  • 記事末尾にCTA(お問い合わせ、資料請求)を設置

メリット:専門性をアピールでき、信頼関係を構築しやすい デメリット:継続的なコンテンツ制作が必要

3. Web広告(リスティング・ディスプレイ)

Google広告やYahoo!広告を活用し、検索結果やWebサイトに広告を表示します。

実施のポイント

  • リスティング広告:顕在層(すでに課題を認識している層)向け
  • ディスプレイ広告:潜在層(まだ課題に気づいていない層)向け
  • ターゲティングを細かく設定し、無駄な広告費を削減

メリット:即効性が高く、効果測定が容易 デメリット:継続的な広告費が必要

4. SNS運用(LinkedIn、X、Facebook)

BtoB企業にとって、特にLinkedInは有効なプラットフォームです。

実施のポイント

  • 業界の最新情報や自社の知見を定期的に発信
  • ハッシュタグを活用して露出を増やす
  • 見込み客と積極的に繋がり、関係性を構築

メリット:導入コストが低く、ダイレクトなコミュニケーションが可能 デメリット:継続的な運用が必要、効果が出るまで時間がかかる

5. ウェビナー・オンラインセミナー

オンラインで専門知識を提供し、見込み客を集めます。

実施のポイント

  • ターゲットが抱える課題をテーマに設定
  • 参加者情報(社名、部署、課題)を収集
  • セミナー後にフォローアップで商談化

メリット:全国から参加者を集められる、見込み度の高いリードを獲得できる デメリット:企画・準備に時間がかかる

6. メールマーケティング・DM

質の高い営業リストに対して、メールやDMで直接アプローチします。

実施のポイント

  • パーソナライズされた内容で開封率を向上
  • 課題解決にフォーカスした内容(売り込みは避ける)
  • 定期的な配信で関係性を維持

メリット:低コストで大量にアプローチできる デメリット:開封率が低い(平均10〜20%)、迷惑メールに振り分けられるリスク

7. プレスリリース配信

新商品発表や導入事例などをメディアに配信します。

実施のポイント

  • PR TIMESやValuePressなどの配信サービスを活用
  • ニュース性のある内容を心がける
  • メディアに取り上げられると大きな露出効果

メリット:信頼性の高い情報発信ができる デメリット:配信費用がかかる(1回数万円)

8. アフィリエイト・パートナー連携

関連企業や個人と提携し、紹介による新規顧客獲得を目指します。

実施のポイント

  • 成果報酬型で紹介者のモチベーションを維持
  • 紹介プログラムの条件を明確化
  • パートナー向けの営業資料を準備

メリット:成果が出た分だけのコスト、信頼できる紹介 デメリット:パートナー開拓に時間がかかる

【オフライン施策】新規顧客獲得の7つの方法

オフライン施策は、直接的な人間関係を構築でき、特にBtoB営業では信頼獲得に効果的です。

オフライン施策の比較表

手法コスト即効性成約率精神的負担おすすめ対象
テレアポ低<br>1〜3%リスト営業
飛び込み営業低<br>1%未満非常に大地域密着型
展示会出展高<br>数十〜数百万円中<br>5〜10%製造業・IT
セミナー開催中<br>数万〜数十万円高<br>10〜30%専門性が高い商材
紹介プログラム非常に高<br>30〜50%満足度の高い顧客あり
DM/FAX DM中<br>郵送費低<br>1〜2%大量アプローチ
業界団体活用低〜中<br>会費✗<br>長期地域密着・信頼重視

9. テレアポ(電話営業)

電話で直接アプローチし、アポイントを獲得する方法です。

実施のポイント

  • 質の高い営業リスト(最新の電話番号)を用意
  • トークスクリプトを作成(課題ヒアリング重視)
  • 朝10時〜11時、午後14時〜16時が繋がりやすい時間帯
  • 担当者不在時は再架電の約束を取る

メリット:即座に反応が分かる、直接対話で関係構築 デメリット:断られることが多く、精神的負担が大きい

10. 飛び込み営業

事前連絡なしで企業を訪問する営業手法です。

実施のポイント

  • エリアを絞って効率的に回る
  • 受付突破のトークを準備
  • 名刺と簡潔な資料を持参

メリット:対面で信頼を得やすい デメリット:効率が悪い、近年は訪問自体を断られるケースが増加

11. 展示会・商談会への出展

業界の展示会に出展し、多くの見込み客と接点を持ちます。

実施のポイント

  • ブースのデザインや配置を工夫して集客
  • 名刺交換だけで終わらず、課題をヒアリング
  • 展示会後の迅速なフォローアップが成否を分ける

メリット:短期間で多くの見込み客と接触できる デメリット:出展費用が高額(数十万〜数百万円)

12. セミナー・勉強会の開催

自社主催でセミナーを開き、見込み客を集めます。

実施のポイント

  • 参加者のニーズに合ったテーマを設定
  • 商品紹介は控えめに、教育コンテンツを重視
  • 参加者との名刺交換と個別相談の時間を設ける

メリット:専門性をアピールでき、深い関係構築が可能 デメリット:会場手配や集客に手間がかかる

13. 紹介プログラム・リファラル営業

既存顧客からの紹介を促進する仕組みを作ります。

実施のポイント

  • 紹介特典を設定(紹介者・被紹介者双方にメリット)
  • 紹介しやすい資料やカードを用意
  • 満足度の高い顧客に積極的に依頼

メリット:信頼性が高く、成約率が高い デメリット:紹介数をコントロールしにくい

14. DM(ダイレクトメール)・FAX DM

郵送やFAXで直接資料を送付します。

実施のポイント

  • 開封したくなるような件名・デザイン
  • パーソナライズされた内容で関心を引く
  • FAX DMは業界によって効果が異なる

メリット:メールより開封率が高い場合がある デメリット:郵送コストがかかる、環境配慮の観点から敬遠される場合も

15. 業界団体・商工会議所の活用

地域の商工会議所や業界団体のネットワークを活用します。

実施のポイント

  • 交流会や勉強会に積極的に参加
  • 理事や事務局との関係を構築
  • 会報への広告掲載やセミナー講師を務める

メリット:信頼性が高く、地域密着型ビジネスに有効 デメリット:即効性は低い、継続的な参加が必要

新規顧客獲得の成功率を高める5つのコツ

新規顧客獲得を成功させるためには、適切な手法を選ぶだけでなく、戦略的なアプローチが必要です。

業種別おすすめ手法一覧

まず、自社の業種に適した手法を選ぶことが重要です。以下の表を参考にしてください。

業種最適な手法(上位3つ)理由
製造業①展示会出展<br>②テレアポ<br>③Web広告実物を見せることが有効。決裁者への直接アプローチが重要
IT・ソフトウェア①コンテンツマーケ<br>②ウェビナー<br>③Web広告専門性の高い情報発信が効果的。オンライン完結が可能
士業(税理士・社労士等)①紹介プログラム<br>②セミナー開催<br>③地域団体活用信頼が最重要。地域密着型のアプローチが有効
人材サービス①テレアポ<br>②DM/メール営業<br>③Web広告大量アプローチが基本。タイミングが重要
コンサルティング①コンテンツマーケ<br>②SNS運用<br>③セミナー開催専門性と実績のアピールが最重要
卸売・商社①テレアポ<br>②飛び込み営業<br>③展示会出展関係構築重視。直接対話が効果的
広告・マーケ支援①Web広告<br>②SNS運用<br>③ウェビナー自社の実力を示すことが営業になる

1. ターゲットの明確化(ペルソナ設定)

誰に何を売るのかを明確にしないと、どの手法を選んでも成果は出ません。

具体的なステップ

  • 理想的な顧客像を詳細に設定(業種、規模、課題、予算など)
  • 過去の成約事例から共通点を抽出
  • ターゲット外の企業には思い切ってアプローチしない

2. KPI設定とPDCAサイクル

営業活動を数値で管理し、継続的に改善します。

設定すべきKPI例と目標値

新規開拓営業では、以下のようなKPIを設定し、定期的に測定・改善することが重要です。

KPI項目計算式目標値の目安改善アクション例
アプローチ数架電数/メール送信数テレアポ:50〜100件/日<br>メール:100〜500件/週リスト追加、時間配分見直し
接触率担当者と会話できた数÷アプローチ数テレアポ:20〜30%<br>メール:-架電時間帯の変更、件名改善
反応率興味を示した数÷接触数テレアポ:10〜20%<br>メール:10〜20%トークスクリプト改善、ターゲット見直し
アポイント獲得率アポ数÷アプローチ数テレアポ:1〜3%<br>メール:2〜5%ヒアリング強化、提案価値の明確化
商談化率商談実施数÷アポ数30〜50%事前準備の徹底、資料改善
成約率成約数÷商談数10〜30%提案内容のブラッシュアップ
顧客獲得コスト(CAC)営業経費÷新規顧客数業種により変動<br>LTVの1/3以下が理想効率的な手法への集中投資

PDCAサイクルの回し方

  1. Plan(計画):目標KPIを設定
  2. Do(実行):営業活動を実施
  3. Check(確認):週次・月次でKPIを測定
  4. Action(改善):ボトルネックを特定し、改善策を実施

3. 営業プロセスの可視化

どの段階でボトルネックが発生しているかを把握します。

可視化の方法

  • CRM(顧客管理システム)を導入
  • 営業フローを図式化
  • 各段階の遷移率を計測

4. リードナーチャリング(見込み客育成)

すぐに購入しない見込み客を育成し、購買タイミングを待ちます。

具体的な方法

  • 定期的なメルマガ配信
  • 有益なコンテンツの提供
  • ウェビナーへの再招待

5. 既存顧客との関係維持とのバランス

新規開拓だけに注力すると、既存顧客の満足度が低下するリスクがあります。新規開拓と既存顧客フォローのバランスを取ることが重要です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 新規顧客獲得にはどのくらいの予算が必要ですか?

A. 手法によって大きく異なります。テレアポやメール営業であれば、リスト作成費用と人件費程度(月数万円〜)で開始可能です。一方、展示会出展やWeb広告を活用する場合は、月数十万円以上の予算が必要になることもあります。まずは低コストで始められる手法から試し、効果を見ながら投資を拡大することをおすすめします。

Q2. 最も費用対効果が高い方法は?

A. 業種や商材によって最適な方法は異なります。一般的に、BtoB企業の場合は以下が効果的とされています:

  • 既存顧客からの紹介(高い信頼性と成約率)
  • コンテンツマーケティング(長期的な資産形成)
  • 質の高いリストを使ったテレアポやメール営業(即効性)

Q3. 営業リストはどのくらいの頻度で更新すべきですか?

A. 企業情報は常に変化しているため、理想的には毎月更新することをおすすめします。特に、電話番号やメールアドレスは変更されやすいため、定期的な更新が重要です。IZANAMIの差分モード機能を使えば、新着情報のみを自動で収集できるため、常に最新のリストを維持できます。

Q4. テレアポとメール営業、どちらが効果的ですか?

A. 商材の特性やターゲットによって異なります:

  • テレアポ:即座に反応が分かる、直接対話で関係構築できる(ただし断られることも多い)
  • メール営業:大量にアプローチできる、相手の都合の良い時に読んでもらえる(ただし開封率が低い)

両方を組み合わせる「メール送付後にフォローコール」という手法も効果的です。

Q5. 中小企業でも実践できる方法は?

A. 限られたリソースでも以下の方法は実践しやすいです:

  • 営業リスト自動収集ツール(IZANAMI等)を活用したテレアポ・メール営業
  • SNS運用(特にLinkedIn)
  • 既存顧客からの紹介プログラム
  • 地域の商工会議所や業界団体の活用

まずは小さく始めて、効果が出た手法に集中投資することをおすすめします。

まとめ

新規顧客獲得を成功させるためには、以下のポイントが重要です:

  1. 営業リストの質が成否を分ける
    • 鮮度、精度、網羅性を備えたリストを用意する
    • 手作業では限界があるため、自動収集ツールの活用を検討
  2. 自社に合った手法を選ぶ
    • オンライン・オフライン、計15の手法から最適なものを選択
    • まずは低コストで始められる方法から試す
  3. 継続的な改善が不可欠
    • KPIを設定し、PDCAサイクルを回す
    • 効果の出ている手法に集中投資
  4. 既存顧客とのバランスを取る
    • 新規開拓だけに偏らず、既存顧客との関係維持も重視

新規顧客獲得は一朝一夕には成果が出ませんが、適切な手法を選び、継続的に改善していくことで必ず成果に繋がります。特に、営業リストの質を高めることが、効率的な新規開拓の第一歩です。

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