中小企業の営業担当者や経営者の皆さん、こんな悩みはありませんか?
「購入した営業リストが古くて電話が繋がらない」 「リスト業者に毎月数万円支払うのが負担になっている」 「自社のターゲットに合った見込み客リストが見つからない」
実は、最新の営業リストを効率的に作成する方法があります。しかも、業者から購入するよりも大幅にコストを抑えながら、常に最新の情報を手に入れることが可能です。
今回は、中小企業でも今日から実践できる営業リスト作成の7つのステップをご紹介します。この方法を実践すれば、「また電話が繋がらなかった」というストレスから解放され、営業活動の質が大きく変わるはずです。
なぜ今、営業リストの「自社作成」が注目されているのか
営業リストを購入している企業の多くが、ある共通の問題に直面しています。それは「リストの鮮度」です。
購入リストが「使えない」3つの理由
1. 情報が古い リスト業者から購入したリストは、データ収集から販売まで数ヶ月かかることが一般的です。その間に企業が移転したり、電話番号が変わったり、最悪の場合は廃業していることも珍しくありません。実際、購入したリストの30%以上が「使えない情報」というケースも報告されています。
2. コストが高い 業種別の営業リストを購入すると、1件あたり50円から200円程度。1,000件のリストで5万円から20万円のコストがかかります。さらに、毎月新しいリストが必要な場合、年間で数十万円から100万円以上の出費になることもあります。
3. 他社と重複している 購入リストは複数の企業が同じものを手に入れています。つまり、あなたがアプローチする企業には、すでに何十社もの営業電話やメールが届いている可能性があります。これでは、どんなに優れた商品でも「またか」と思われてしまいます。
自社作成リストがもたらす3つのメリット
一方、自社で営業リストを作成すれば、これらの問題を一気に解決できます。
メリット1:常に最新の情報 自社で収集するため、今日Webに掲載された企業情報を、今日のうちに営業リストに加えることができます。新規開業したばかりの企業や、新しくホームページを公開した企業にいち早くアプローチできるのは大きなアドバンテージです。
メリット2:圧倒的なコスト削減 初期投資後は、月々わずかな費用(または無料)で数千件、数万件のリストを作成できます。購入リストと比較すると、年間で数十万円のコスト削減も可能です。
メリット3:競合が少ない 掲載されたばかりの情報にアプローチするため、競合他社の営業が殺到する前に接触できます。「あなたが最初に連絡してきた営業マンです」という状況を作り出せるのです。
高品質な営業リストに必要な5つの情報項目
効果的な営業活動を行うには、営業リストに必要な情報を正しく理解する必要があります。
1. 企業名・店舗名(必須) 当然ですが、これがなければ始まりません。正式名称を正確に記載することが重要です。
2. 電話番号(必須) テレアポを行う場合は必須です。固定電話番号があるかどうかは、企業の信頼性を判断する一つの指標にもなります。
3. メールアドレス(重要) メールDMを送る場合に必要です。info@やcontact@などの代表アドレスだけでなく、可能であれば担当者の直接アドレスがあると効果的です。
4. 所在地・住所(必須) DM郵送や訪問営業を行う場合に必要です。また、地域を絞った営業戦略を立てる際にも重要な情報です。
5. お問い合わせフォーム(あると便利) 企業のホームページにあるお問い合わせフォームのURLです。メールアドレスが取得できない場合の代替手段として有効です。
情報の「鮮度」が成約率を左右する理由
営業リストで最も重要なのは「鮮度」です。新しく掲載された企業情報には、以下のような特徴があります。
- 新規開業したばかりで、これから取引先を探している
- ホームページをリニューアルし、事業拡大を図っている
- 求人を出し始めており、投資余力がある
このような企業は、あなたの商品やサービスを必要としている可能性が高いのです。
【ステップ1】ターゲット企業の明確化と業種選定
営業リスト作成の第一歩は、「誰に売りたいのか」を明確にすることです。
自社の商品・サービスに適した業種を選ぶ
まず、あなたの商品やサービスが最も価値を提供できる業種を特定します。例えば:
- 会計ソフトを販売しているなら:税理士事務所、会計事務所、中小企業の経理部門
- 清掃サービスを提供しているなら:飲食店、オフィスビル、医療機関
- Webサイト制作を行っているなら:古いホームページを使っている企業、ホームページがない企業
地域と企業規模で絞り込む
次に、営業可能なエリアと、対応できる企業規模を明確にします。
地域の絞り込み例:
- 訪問営業がメインなら「事務所から半径30km以内」
- 全国対応可能なら「主要都市から優先的に」
企業規模の絞り込み例:
- 従業員数10〜50名の中小企業
- 年商1億円〜10億円の成長企業
このように明確な基準を設けることで、効率的にリストを作成できます。
【ステップ2】情報収集の効率的な方法と注意点
ターゲットが明確になったら、実際に情報を収集します。
Googleマップを活用した基本的な収集方法
最も手軽な方法は、Googleマップの検索機能を使うことです。例えば「東京 飲食店」と検索すれば、地図上に多数の店舗が表示されます。
しかし、ここに大きな問題があります。
手動収集で陥りがちな3つの落とし穴
落とし穴1:時間がかかりすぎる 一つひとつの企業情報を手動でコピー&ペーストしていると、1件あたり3〜5分かかります。100件集めるだけで5〜8時間もの時間を要してしまいます。
落とし穴2:情報の漏れや間違いが発生する 人間が手作業で行う以上、コピーミスや転記ミスは避けられません。間違った電話番号に何度もかけてしまうような無駄が発生します。
落とし穴3:継続的な更新が困難 一度リストを作成しても、数ヶ月後には情報が古くなります。しかし、また同じ作業を繰り返すのは現実的ではありません。
だからこそ、効率化ツールの活用が不可欠なのです。
【ステップ3】営業リスト作成ツールの選び方
営業リスト作成を効率化するツールは数多く存在しますが、中小企業が選ぶべきツールには明確な基準があります。
ツール選定の3つの基準
基準1:コストパフォーマンス 月額費用と収集できる件数のバランスが重要です。収集件数に制限があるツールだと、結局追加料金が発生してしまいます。
基準2:収集できる情報の種類 企業名と電話番号だけでなく、メールアドレス、住所、お問い合わせフォームなど、多様な情報を収集できるツールが理想的です。
基準3:使いやすさ IT に詳しくない担当者でも簡単に操作できることが重要です。複雑な設定が必要なツールは、結局使われなくなってしまいます。
中小企業向け営業リスト収集ツール「IZANAMI」
これらの基準を満たすツールの一つが「IZANAMI」です。IZANAMIは、Googleマップや各種ポータルサイトに掲載されている企業情報を自動収集する営業リスト作成ツールです。
IZANAMIの主な特徴:
- 月額7,800円で収集数無制限:1件あたりのコストが圧倒的に安い
- 豊富な収集項目:企業名、電話番号、FAX番号、メールアドレス、住所、営業時間、口コミ・評価など
- お問い合わせフォームも収集可能(オプション):メールアドレスがない企業にもアプローチできる
- 差分モード搭載:一度収集した後、新着情報のみを自動収集
- リスト補完機能:手持ちのリストに情報を追加することも可能
税理士、社労士、WEB制作会社、清掃業、印刷業など、幅広い業種の中小企業で導入実績があります。
特に「差分モード」は、常に最新の見込み客にアプローチしたい企業にとって非常に便利な機能です。一度特定の条件でリストを収集した後、新しく掲載された企業だけを自動的に追加してくれるため、営業リストの鮮度を保つことができます。
【ステップ4】収集したリストの整理とクレンジング
ツールで収集したリストは、そのまま使うのではなく、必ず整理する必要があります。
重複チェックは必須!効率的な確認方法
同じ企業が複数回収集されてしまうことがあります。ExcelやGoogleスプレッドシートの「重複削除」機能を使って、重複データを取り除きましょう。
Excelでの重複削除手順:
- データ範囲を選択
- 「データ」タブ→「重複の削除」をクリック
- 企業名または電話番号を基準に設定
これだけで、同じ企業に何度も連絡してしまうミスを防げます。
ABCランク分けで営業効率を高める
すべての見込み客に同じように接触するのは非効率です。優先順位をつけましょう。
Aランク:最優先でアプローチ
- 自社商品と相性が良い業種
- 企業規模が適切
- 最近掲載された情報
Bランク:中優先度
- 業種は合っているが、規模が大きすぎる/小さすぎる
- 地域が少し離れている
Cランク:余裕があればアプローチ
- 業種の相性がやや低い
- 既に多くの競合が営業している可能性が高い
このランク分けをすることで、限られた営業リソースを効果的に配分できます。
【ステップ5】リストの鮮度を保つ定期更新の仕組み
せっかく作成した営業リストも、放置すれば古くなってしまいます。
月1回の更新が理想的な理由
企業情報は常に変化しています。移転、電話番号変更、事業内容の変更、そして廃業。最低でも月に1回は、リストの内容を確認し、新しい情報を追加する必要があります。
「掲載したばかり」の企業を狙う戦略
新しくWebに掲載された企業には、大きなチャンスがあります。
- 新規開業した飲食店:厨房機器、食材仕入れ、清掃サービスなどのニーズがある
- 求人を出し始めた企業:採用活動中=事業拡大のタイミング=投資余力がある
- ホームページをリニューアルした企業:IT投資に積極的な時期
IZANAMIの差分モード機能を使えば、こうした「掲載したばかり」の企業情報を自動的に収集できます。設定しておくだけで、毎日新しい見込み客がリストに追加されていくのです。
【ステップ6】営業リストを活用した効果的なアプローチ方法
質の高いリストを作成したら、次は実際のアプローチです。
電話営業(テレアポ)での活用法
タイミングが重要:
- BtoB企業なら平日の10時〜12時、14時〜16時が狙い目
- 飲食店なら開店前の10時〜11時、または15時〜17時の準備時間
トークスクリプトの準備: 最新のリストを使っているからこそ、「新しくホームページを拝見しまして」「最近開業されたと伺いまして」といった自然な入り方ができます。
メールDMでの活用法
メールアドレスが収集できている場合、メールDMは効率的な手段です。
件名の工夫:
- 【地域名】を入れる:「【渋谷エリア限定】〜」
- 具体的なメリットを示す:「月額7,800円で営業リストが作り放題」
本文のポイント:
- 最初の3行で興味を引く
- 1通のメールで1つの提案に絞る
- 明確な行動喚起(電話、返信、Webサイト訪問など)
お問い合わせフォーム営業での活用法
メールアドレスが取得できない企業には、お問い合わせフォームからアプローチします。
メリット:
- 担当者の目に触れやすい(問い合わせフォーム経由は社内で確認される)
- 迷惑メールフィルターに引っかからない
注意点:
- 短く簡潔に(300文字以内が理想)
- スパム的な連投は絶対に避ける
「また君か」と言わせない新鮮リストの威力
古いリストを使っている競合他社は、同じ企業に何度も連絡しています。しかし、あなたが最新のリストを使っていれば、その企業にとって「初めて連絡してきた営業マン」になれます。
これは想像以上に大きなアドバンテージです。「また営業電話か」ではなく、「どんな話だろう?」と興味を持ってもらえる確率が格段に上がります。
【ステップ7】成約率を高めるリスト活用のコツ
最後に、営業リストから実際の成約につなげるコツをお伝えします。
ABテストで最適な方法を見つける
同じリストでも、アプローチ方法によって反応率は大きく変わります。
テストすべき要素:
- アプローチの時間帯(午前 vs 午後)
- 接触方法(電話 vs メール vs フォーム)
- メッセージの内容(課題提起型 vs メリット訴求型)
まずは100件ずつに異なる方法でアプローチし、反応率を測定してみましょう。
反応率の測定と改善
営業活動の効果を測定することで、改善点が見えてきます。
測定すべき指標:
- 接触成功率:100件中何件と話せたか
- アポイント獲得率:接触できた企業の何%がアポを承諾したか
- 成約率:アポイントの何%が成約したか
これらの数値を週単位で記録し、改善を重ねていくことが成功への近道です。
継続的な改善で成果を最大化
営業リストの活用は、一度で完璧にはなりません。
- 反応が良かった業種を重点的に攻める
- 反応が悪かった時間帯を避ける
- 成約につながった企業の共通点を分析する
こうしたPDCAサイクルを回すことで、営業リストの価値は何倍にもなります。
まとめ
営業リストの自社作成は、一見ハードルが高く感じるかもしれません。しかし、今回ご紹介した7つのステップを実践すれば、中小企業でも効率的に質の高いリストを作成できます。
特に重要なのは以下の3点です:
✓ ターゲットを明確にする:誰に売りたいのかを具体的に定義する
✓ 効率化ツールを活用する:手作業の限界を認識し、適切なツールを導入する
✓ リストの鮮度を常に保つ:定期更新と差分収集で、常に新しい見込み客を追加する
最新の営業リストがあれば、「電話が繋がらない」「メールが届かない」といった無駄を削減でき、営業担当者は本来の仕事である「提案」「関係構築」に集中できます。
業者から購入するリストと比べて、年間で数十万円のコスト削減も可能です。そして何より、「また君か」と言われることなく、新鮮な気持ちで営業活動に取り組めるのは、営業担当者にとって大きなモチベーション向上につながるはずです。
まずは無料ツールや、IZANAMIのようなお試し版のあるツールから始めて、自社に合った方法を見つけてください。営業リストの質を高めることは、確実にあなたの営業成績を向上させる投資になります。
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