営業リスト購入の相場と選び方|1件あたりの価格・購入先の確認点・自作との費用比較【2026年版】

営業リストの購入費用は、1件あたりの単価、メールアドレスなど項目の追加料金、最低注文金額の3つで決まります。全国で共通の相場はなく、欲しい項目と件数を指定した総額で比べます。

この記事では、営業リスト購入の価格の目安、購入先の種類と選び方、見積りで確かめる項目、購入するときの法令の確認、自分で集める場合との費用の比べ方を説明します。

結論を3行で

・価格は「1件の単価×件数」に、項目の追加料金と最低注文金額が加わる。同じ1,000件でも、基本情報だけか担当者名まで含むかで総額が変わる

・見積りでは、データを集めた日、使う列の埋まり具合、重複の扱い、交換や返金の条件を先に確かめる

・年間に必要な件数が約3,000件から1万件を超えるなら、月額7,800円で収集件数が無制限のツールで集めるほうが、1件10〜30円の購入より安くなる

営業リスト購入の相場|1件あたりの価格は項目と購入形態で変わる

営業リストの値段のつけ方は、販売しているサービスごとに違います。多くは、次の3つの組み合わせです。

  • 1件あたりの単価:社名・住所・電話番号などの基本情報の値段です
  • 項目の追加料金:メールアドレス、代表者名、売上高などを付けると、1件あたりの値段が上がります
  • 最低注文金額:件数が少なくても、これ以上の金額になる決まりです

公的機関が出している統計はありません。2025年11月と2026年5月に更新された比較記事2本を確認した範囲では、購入形態ごとの目安は次のとおりでした。記事によって数字が違うため、目安として読み、見積りで確かめてください。

購入形態価格の目安向いている場面
買い切りのリスト販売(基本情報のみ)1件あたり数円から30円程度地域と業種が決まっていて、1回分の件数が必要
買い切りのリスト販売(担当者名・メールなどの詳細つき)1件あたり30円から100円以上担当者名や部署の情報が要る
作成代行(人が調べて作る)基本情報で1件30円前後から。部署直通の番号や担当者名を含むと、数百円になる例もある条件が特殊で、集めにくい業種
企業データベースの月額利用月額1万円から数十万円毎月、条件を変えて検索したい

総額は、単価に件数を掛けて求めます。1,000件を買う場合は次のとおりです。

1件あたりの単価1,000件の総額10,000件の総額
10円10,000円100,000円
30円30,000円300,000円
100円100,000円1,000,000円

買い切りのリストは、買った時点の内容で固定されます。会社の移転や廃業は反映されないため、半年から1年たつと、つながらない行が増えます。最新の内容が必要なときは、買い直しの費用が加わります。たとえば単価20円の10,000件を年4回買い直すと、20円×10,000件×4回で年間80万円です。

購入先の種類と選ぶ基準

購入先の種類と選ぶ基準

営業リストの購入先は、データの渡し方で3つに分けられます。サービス名ではなく、種類で選び方を決めます。

種類渡し方選ぶ基準確かめること
企業データベース検索画面で条件を絞り、ダウンロードする(月額課金が多い)毎月、地域や業種を変えて何度も探すダウンロードできる件数の上限、契約の期間
リスト販売地域・業種・項目を指定して、CSVを1回買う1回分の件数が決まっているデータを集めた日、使う列の埋まり具合
作成代行依頼を受けた会社が調べて、リストを作る既存のデータベースにない条件で探す納期、調べ方、件数の保証

選ぶ順番は、先に営業の手段(電話・メール・フォーム・郵送)を決め、その手段に必要な項目が入っている購入先に絞ることです。電話営業なら電話番号、メール営業ならメールアドレス、郵送なら住所と代表者名が必要です。

見積りで確かめる8つの項目

見積りで確かめる8つの項目

見積りを受け取ったら、金額だけでなく、次の8つを確かめます。

  1. 金額の内訳:単価は税抜か税込か、項目の追加料金はいくらか、最低注文金額はいくらか
  2. データを集めた日と、最後に更新した日:納品日が新しくても、集めた日が古いことがあります
  3. 使う列の埋まり具合:電話番号やメールアドレスの列が、何件中何件埋まっているか。電話番号の欄が、会社自身の番号か、0078・050などのサイトが用意した番号かも確かめます
  4. 重複の扱い:同じ会社が複数行あるとき、料金に含まれるのか、まとめてから件数を数えるのか
  5. 並び順と業種の分類:業者ごとに業種の分け方が違います。頼んだ業種に当たらない会社が混ざらないか
  6. 同じリストを他の会社にも販売しているか:販売していれば、同じ会社にほかの営業電話も届いています
  7. データの取得の経緯:担当者名や代表者名を含むリストでは、法令で確認が必要です(次の節を参照)
  8. 連絡先が違っていた場合の交換や返金の条件:契約書や見積りに書かれた内容で決まります

買う前に中身を確かめられるかも、選ぶ基準になります。サンプルや先頭の数件を見られる購入先なら、列の並びと埋まり具合を購入前に確認できます。リストハブは、地域と業種を選ぶと件数がその場で出て、見積りの画面で実際に届くCSVの先頭10件を見られます。条件を選んで件数と一覧を確認するまでは、会員登録も料金も要りません。見積りで決める項目は、営業リストを買う前に決める5つで説明しています。

電話番号の欄の確かめ方は、営業リストの電話番号は会社につながる?にあります。Goo-netの東京都30店は電話欄が30店とも0078の転送番号、楽天ビューティの池袋30店は30店とも050の予約番号でした。電話番号が入っていても、営業先の会社の番号とは限りません。

届いたリストの確認の手順は、買った営業リストが使えない理由と、届いたその日の確認手順で説明しています。

営業リストを購入するときの法令の確認

会社名・住所・代表電話のように、法人の情報だけのリストは、個人情報にはあたりません。担当者名や代表者名のように、個人の氏名を含むリストは、個人情報保護法の対象になります。個人情報保護委員会のQ&A(Q2-6)では、法人の代表者の情報は個人情報にあたるとされています。詳しくは個人情報保護委員会のQ&A(Q2-6)で確認できます。

個人データにあたるリストを第三者から受け取る場合、受け取る側にも、提供元の氏名や名称・住所・代表者の氏名と、データの取得の経緯を確認し、記録を残すことが求められます(個人情報保護法第30条)。確認と記録の方法は、個人情報保護委員会のガイドライン(第三者提供時の確認・記録義務編)に書かれています。

メールで営業する場合は、特定電子メール法も関係します。購入したリストにメールを送るときのルールは、購入した営業リストに営業メールを送るのは違法?特定電子メール法の5つのルールにまとめられています。自社のリストが法令にあてはまるかどうかは、個人情報保護委員会の窓口や弁護士に確認してください。

購入と自作の費用の比べ方

購入と自作の費用の比べ方

営業リストを自分で集める方法には、手作業と、収集ツールの利用があります。IZANAMIは、Googleマップや求人サイト、公的名簿など、公開されている企業情報を自動で集めてCSVにするツールです。料金は料金プランのページのとおり、月額7,800円(収集件数は無制限)、初期費用4,400円、12ヵ月契約です。12ヵ月分の月額は93,600円で、初期費用を加えた初年度の合計は98,000円になります。

購入の総額が初年度の98,000円と同じになる件数は、98,000円を1件の単価で割って求められます。

購入の単価98,000円と同じ費用になる年間の件数見方
10円9,800件年間9,800件までなら購入が安く、これを超えるとツールが安い
30円約3,270件年間約3,270件を超えるとツールが安い
100円980件年間980件を超えるとツールが安い

ツールで集めた場合の1件あたりの費用は、98,000円を集めた件数で割ります。年間1万件なら9.8円、10万件なら0.98円です。ただし、購入とツールでは、手に入る項目が同じではありません。ツールは、集める先のサイトに載っている項目だけが取れます。たとえば代表者名は、全日本不動産協会の会員検索では75件中75件ですが、アパマンショップ・HOME4U・ホームメイトにはその欄がありません。電話・メール・代表者名・ホームページがサイトごとに何件中何件載っていたかは、国交省・厚労省などの公的名簿の項目比較と代表者名つきの営業リストはどのサイトで作れる?で並べています。

月に必要な件数で、買う場合と集める場合を比べる

1件ごとに買うサービスと、月額の定額で集めるツールで、月に必要な件数ごとの金額を出しました。1件ごとに買う場合は件数に単価を掛けた金額で、IZANAMIは月額7,800円のまま件数が変わりません。料金は2026年10月31日に各社の公式サイトで確かめた内容です。

月の件数ListGene(1件3円)リストハブ(税別)SalesNow Lite(1件55円、税込)IZANAMI(月額7,800円)
1,000件3,000円5,000円55,000円7,800円(1件約7.8円)
5,000件15,000円25,000円275,000円7,800円(1件約1.56円)
10,000件30,000円50,000円550,000円7,800円(1件約0.78円)
50,000件150,000円210,000円2,750,000円7,800円(1件約0.16円)

この表は料金だけを比べたものです。サービスによって、入っている項目、情報の新しさ、重複のまとめ方が違います。IZANAMIの金額には、初期費用4,400円と12か月契約の条件は入れていません。リストハブは、1〜10,000件目が1件5円、10,001〜50,000件目が1件4円、50,001件目からが1件3円の積み上げで計算しています。

月に1,000件ほどなら、買う場合と集める場合で金額の差は小さく、すぐ手に入る分、買うほうが早く始められます。月に5,000件を超えると、月額の定額で集めるほうが1件あたりは大きく下がります。急いで要る最初の月の分は買い、2か月目からは集める、という使い分けもできます。

状況向いている方法
地域と業種が決まっていて、1回分の件数が必要購入する(リストハブの無料サンプルで、件数と中身を先に確かめられる)
毎月、業種や地域を変えて作り直すツールで集める
新しく掲載された会社だけに連絡したいツールの差分収集(前回の収集分と比べて、新しい会社だけを取り出す)
国や自治体が名簿を公開している業種公的名簿を使う(無料で、電話番号などの有無は名簿ごとに違う)

購入・外注・ツール・自作の4つの方法を、作成の費用で比べたい場合は営業リスト作成の費用相場を読んでください。

購入したリストを使ってみて、つながらない行や重複が多いと分かった場合は、買った営業リストの確認と業者への連絡の手順を使ってください。

まとめ|相場は総額で比べ、見積りで8項目を確かめる

営業リストの購入費用は、単価、項目の追加料金、最低注文金額で決まります。1件の単価だけでなく、欲しい項目と件数を指定した総額で比べます。見積りでは、データを集めた日、使う列の埋まり具合、重複の扱い、交換や返金の条件を確かめます。担当者名や代表者名を含むリストは、個人情報保護法の確認も必要です。

年間に必要な件数が多いときや、毎月作り直すときは、収集ツールの費用と比べてください。IZANAMIは、2日間の無料版で、狙う業種とエリアの件数と項目を、クレジットカードの登録なしで確かめられます。

よくある質問

Q1. 営業リストの購入費用は、1件いくらですか?

基本情報だけの買い切りで、1件あたり数円から30円程度、担当者名やメールアドレスを含むと30円から100円以上が目安です。作成代行では、1件30円前後から数百円になる例もあります。項目の追加料金と最低注文金額が加わるため、総額で比べます。

Q2. 買い切りと月額課金は、どちらがよいですか?

1回分の件数が決まっているなら買い切りが合います。毎月、地域や業種を変えて探すなら、月額で使えるデータベースやツールが合います。年間に必要な件数が約3,000件から1万件を超えるかどうかが、費用で選ぶ目安です。

Q3. 企業リストは、どこで購入できますか?

購入先は、企業データベース、リスト販売、作成代行の3種類です。営業の手段を先に決め、その手段に必要な項目が入っている購入先を選びます。

Q4. テレアポ用のリストを買うときは、何を確かめますか?

電話番号の列の埋まり具合と、電話番号が会社自身の番号かを確かめます。0078や050から始まる番号は、サイトが用意した転送番号や予約番号のことがあります。データを集めた日と、つながらなかった場合の交換や返金の条件も、見積りで確認します。

Q5. 営業リストを無料で作る方法はありますか?

国交省・厚労省・中小企業庁などの公的名簿は、無料で見られます。電話番号が載る名簿は多い一方、メール欄がない名簿が多くあります。名簿ごとの項目は、公的名簿の項目比較で並べています。IZANAMIの無料版は、2日間・収集件数無制限で試せます。

Q6. 購入した営業リストは、個人情報保護法の対象になりますか?

法人の社名・住所・代表電話だけなら対象外です。担当者名や代表者名のように個人の氏名を含むと、個人情報保護法の対象になり、提供元の確認と記録が必要です(第30条)。

Q7. 購入した営業リストに、メールで営業してもよいですか?

メール営業には、特定電子メール法のルールがあります。送る前に、特定電子メール法の5つのルールを確認してください。

Q8. 買ったリストが使えなかったときは、どうしますか?

届いた日に、重複・空欄・連絡先の一致を数えて、結果の表を業者に添えて連絡します。交換や返金の条件は、契約書や見積りに書かれた内容で決まります。

価格の目安は、2025年11月24日と2026年5月15日に更新された営業リストの比較記事2本に載っていた数字です。単価は販売ページや依頼の条件で変わります。IZANAMIの料金は、2026年10月19日に料金プランのページで確認しました。代表者名の件数は、全日本不動産協会の会員検索(東京都・大阪府・愛知県・北海道・福岡県の検索結果の各先頭15件、計75件)を2026年10月17日に数えたものです。電話欄の番号は、Goo-net(東京都30店)と楽天ビューティ(池袋30店)の詳細ページを2026年10月に開いて数えました。法令の記述は、個人情報保護委員会のQ&A(Q2-6)とガイドライン(第三者提供時の確認・記録義務編)にもとづいています。

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