営業活動において、質の高い営業リストは成果を左右する重要な要素です。しかし、「どんな情報を集めればいいのか」「どうやって効率的にリサーチすればいいのか」と悩んでいる経営者や営業担当者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、営業リスト作成に必要な企業情報の集め方から、効率化のテクニック、便利なツールの活用方法まで、実践的なノウハウを詳しく解説します。
営業リストに必要な企業情報とは?
営業リストを作成する際、どんな情報を集めるべきでしょうか。闇雲に情報を集めても、営業活動に活かせなければ意味がありません。まずは、営業リストに必要な項目を整理しましょう。
基本情報
営業リストの土台となる基本情報は以下の通りです。
- 企業名・店舗名
- 所在地(本社住所)
- 電話番号
- FAX番号
- メールアドレス
- ホームページURL
- 代表者名
これらの情報があれば、テレアポ、FAX送信、メール営業など、基本的な営業アプローチが可能になります。
詳細情報
より精度の高い営業活動を行うには、以下の詳細情報も収集しておくと効果的です。
- 設立年
- 資本金
- 従業員数
- 年商・売上高
- 事業内容
- 主要取引先
- 業種・業態
これらの情報があると、自社の商品・サービスとの相性を判断しやすくなり、アプローチの優先順位をつけることができます。
営業に役立つ補足情報
さらに一歩進んだ営業活動を行うなら、以下の情報も収集しておきましょう。
- 直近のプレスリリースやニュース
- 事業拡大や新規事業の動向
- 採用情報
- SNSでの発信内容
- 業界内での評判や口コミ
これらの情報は、相手企業の「今」のニーズや課題を把握するのに役立ち、タイムリーな提案ができるようになります。
企業リサーチの基本的な方法
営業リストを作成するためのリサーチ方法には、いくつかのアプローチがあります。それぞれのメリット・デメリットを理解して、自社に合った方法を選びましょう。
公式サイトから直接収集する
最も確実な方法は、企業の公式サイトから情報を収集することです。
メリット
- 最新かつ正確な情報が得られる
- 費用がかからない
- 企業の雰囲気や強みも把握できる
デメリット
- 1社ずつ調べる必要があり時間がかかる
- サイトによって情報の記載場所が異なる
- メールアドレスが非公開の企業も多い
公式サイトでのリサーチは、ターゲット企業が明確で、数十社程度の小規模なリスト作成に適しています。
企業データベースサービスを活用する
帝国データバンクやクレディセイフなどの企業データベースサービスを利用する方法もあります。
メリット
- 信頼性の高い財務情報が得られる
- 条件を絞り込んで検索できる
- 与信判断にも使える
デメリット
- 利用料金が高額(年間数十万円〜)
- 中小企業や個人事業主の情報が少ない場合がある
- 連絡先情報(メール・電話)が不足していることも
企業データベースは、与信管理も含めて総合的に企業情報を管理したい場合に向いています。
Googleマップや検索を活用する
無料で使える方法として、Googleマップやネット検索を活用する方法があります。
メリット
- 無料で利用できる
- 店舗ビジネスの情報が充実している
- 口コミや評価も確認できる
デメリット
- 手動での収集に時間がかかる
- 情報の正確性にばらつきがある
- 大量のリスト作成には不向き
飲食店や美容室、小売店など、店舗ビジネスをターゲットにする場合は、Googleマップが特に有効です。
SNSで情報収集する
TwitterやLinkedInなどのSNSを活用することで、企業の「生の声」を拾うことができます。
メリット
- リアルタイムな情報が得られる
- 経営者の考え方や社風が分かる
- 新規事業や採用情報をいち早くキャッチできる
デメリット
- 全ての企業が情報発信しているわけではない
- 情報の整理に手間がかかる
- 連絡先情報は直接得られない
SNSは、他の方法で収集した基本情報を補完する形で活用すると効果的です。
リサーチを効率化する5つのテクニック
営業リストの作成では、リサーチの効率化が重要です。ここでは、実務で使える5つの効率化テクニックをご紹介します。
1. 情報源をブックマークで一元管理する
リサーチのたびに「どこから情報を集めるか」を考えていては、時間のロスにつながります。よく使う情報源をブラウザのブックマークに整理しておきましょう。
推奨フォルダ構成
- 企業情報(公式サイト、Googleマップなど)
- 業界ニュース(業界専門メディア、ニュースサイト)
- 競合情報(競合企業のサイト、リリース情報)
ブックマークを見れば必要な情報源にすぐアクセスできる状態にしておくと、リサーチの着手がスムーズになります。
2. テンプレートで調査項目を標準化する
調べる項目が毎回バラバラだと、情報の抜け漏れが発生したり、後から「あの情報も必要だった」と再調査する羽目になります。
GoogleスプレッドシートやExcelで、以下のような項目を設定したテンプレートを作成しておきましょう。
- 企業概要(社名、住所、電話、URL、代表者)
- 事業内容(主力商品・サービス、対象顧客)
- 企業規模(設立年、資本金、従業員数、売上高)
- 直近の動向(ニュース、プレスリリース、採用情報)
- 競合との比較
- 潜在的な課題やニーズ
テンプレートがあれば、誰が調査しても同じ品質のリストが作れますし、新人教育の時間も短縮できます。
3. Googleアラートで最新情報を自動収集する
ターゲット企業の最新情報を手動でチェックし続けるのは大変です。Googleアラート機能を使えば、指定したキーワードに関連するニュースが自動でメールに届きます。
設定方法
- Googleアラート(google.com/alerts)にアクセス
- 企業名や業界キーワードを登録
- 通知頻度を「1日1回」に設定
- メールを特定のラベルに自動振り分け
これで、重要なニュースやプレスリリースを見逃すことなく、タイムリーなアプローチが可能になります。
4. RSSリーダーで業界情報を効率的に収集する
業界の最新トレンドを把握することで、提案の質が高まります。複数のニュースサイトを巡回する代わりに、RSSリーダー(FeedlyやInoreaderなど)を活用しましょう。
主要な業界メディアのRSSフィードを登録しておけば、1つの画面で複数サイトの最新記事をまとめてチェックできます。タイトルを流し読みして、必要な記事だけ詳しく読むことで、情報収集の時間を大幅に削減できます。
5. 自動収集ツールで大量リストを効率化する
数百社、数千社規模のリストを作成する場合、手動でのリサーチには限界があります。このような場合は、営業リスト作成ツールの導入を検討しましょう。
自動収集ツールを使えば、業種・地域・企業規模などの条件を設定するだけで、必要な情報を自動的に収集してくれます。空いた時間を、実際の営業活動や戦略立案に充てることができます。
営業リスト作成ツールの選び方
営業リスト作成ツールにはさまざまな種類があります。自社のニーズに合ったツールを選ぶポイントを解説します。
収集できる情報の範囲で選ぶ
ツールによって収集できる情報が異なります。
- 基本情報のみ(社名、住所、電話)
- 詳細情報も含む(資本金、従業員数、売上)
- 連絡先情報(メールアドレス、お問い合わせフォーム)
自社の営業スタイルに合わせて、必要な情報を収集できるツールを選びましょう。メール営業やフォーム営業を行う場合は、メールアドレスやお問い合わせフォームの収集機能があるツールが便利です。
料金体系で選ぶ
営業リスト作成ツールの料金体系は主に2つあります。
件数課金型
- 1件あたり○円、または○件で○円
- 少量のリストを作成する場合に適している
- 大量に収集すると費用が高額になる
月額定額型
- 月額料金で無制限に収集できる
- 大量のリストを継続的に作成する場合に適している
- 初期の収集件数が少ないと割高に感じることも
自社が必要とするリストの規模に応じて選びましょう。
データの鮮度で選ぶ
営業リストは鮮度が命です。古い情報では「電話がつながらない」「会社が移転していた」といったトラブルが発生します。
- リアルタイム収集型:常に最新の情報を収集
- データベース型:定期的(月1回、週1回など)に更新
リアルタイムで最新情報を収集できるツールのほうが、鮮度の高いリストを維持できます。
IZANAMIの特徴
IZANAMIは、中小企業向けに開発された営業リスト作成ツールです。
主な機能
- Googleマップや各種ポータルサイトから自動収集
- メールアドレス、電話番号、お問い合わせフォームなど幅広い情報に対応
- 差分収集機能で新着情報のみを取得可能
- 収集件数無制限
- 手元にあるリストから情報を補完する機能
料金 月額7,800円で無制限に収集可能。2日間の無料トライアル期間があるため、実際に使って自社に合うか確認できます。
大量のリストを継続的に作成する必要がある場合や、複数の業種・地域のリストを同時に管理したい場合に適しています。
リサーチしたデータの管理・活用方法
せっかく収集した情報も、適切に管理・活用しなければ意味がありません。効果的な管理方法を見ていきましょう。
スプレッドシートでの基本管理
小規模なリスト(数百件程度)であれば、GoogleスプレッドシートやExcelで管理するのが手軽です。
管理のポイント
- 営業ステータス列を追加(未接触、アプローチ済み、商談中など)
- 最終接触日を記録
- 担当者名を明記
- メモ欄に商談内容や反応を記録
複数人で営業活動を行う場合は、Googleスプレッドシートを使えばリアルタイムで情報共有ができます。
CRM・SFAツールとの連携
営業活動が本格化してきたら、CRM(顧客関係管理)ツールやSFA(営業支援)ツールの導入を検討しましょう。
連携のメリット
- 営業活動の履歴を自動記録
- 商談の進捗状況を可視化
- 次のアクションを自動でリマインド
- レポート機能で成果を分析
多くの営業リスト作成ツールは、CSV形式でデータをエクスポートできるため、CRM・SFAツールへのインポートも簡単です。
定期的な情報更新の重要性
営業リストは一度作って終わりではありません。企業情報は常に変化しています。
- 企業の移転や電話番号の変更
- 担当者の異動
- 事業内容の変更や新規事業の開始
- 倒産や廃業
少なくとも3ヶ月に1回は情報をチェックし、古い情報を更新しましょう。差分収集機能があるツールを使えば、変更があった企業だけを効率的に更新できます。
個人情報の取り扱いに注意
営業リストには企業情報だけでなく、担当者の氏名やメールアドレスなど個人情報が含まれる場合があります。
注意すべきポイント
- 個人情報保護法に基づく適切な管理
- 不要になったデータの適切な削除
- アクセス権限の設定
- 情報漏洩対策
法令を遵守し、適切にデータを管理することで、企業としての信頼性も高まります。
よくある質問
Q1. 営業リストは何社分から始めるべきですか?
まずは50〜100社程度の小規模なリストから始めることをおすすめします。少数でテストすることで、どの業種・企業規模にアプローチすべきか、どんな提案が響くかが見えてきます。効果が確認できたら、徐々にリストを拡大していきましょう。
Q2. リサーチにかける時間の目安は?
手動でリサーチする場合、1社あたり15〜30分程度が目安です。ただし、これは基本情報を集めるだけの時間です。より詳しい調査が必要な場合や、提案資料を作り込む場合は、1社あたり1時間以上かかることもあります。
自動収集ツールを使えば、基本情報の収集時間をほぼゼロにでき、その分を提案内容の検討や顧客とのコミュニケーションに充てられます。
Q3. 無料と有料ツール、どちらを選ぶべきですか?
必要なリストの規模によって判断しましょう。
- 数十社程度の小規模リスト → 無料の手動収集で十分
- 数百社以上の大規模リスト → 有料ツールを検討
- 継続的に新規リストが必要 → 定額制ツールがコスト効率良い
また、最初は無料の方法で試してみて、手間がかかりすぎると感じたら有料ツールに切り替えるという方法もあります。
Q4. 競合他社の情報も集めるべきですか?
はい、競合情報の収集も重要です。特に以下の観点で競合を分析すると、自社の提案の差別化ポイントが明確になります。
- 競合の強み・弱み
- 価格帯
- サービス内容の違い
- 顧客からの評価
競合情報は、提案時に「当社と他社の違い」を説明する際にも役立ちます。
まとめ
営業リスト作成のためのリサーチは、営業活動の土台となる重要な作業です。この記事で紹介した内容をまとめます。
押さえるべきポイント
- 基本情報に加えて、企業の「今」のニーズが分かる情報を集める
- 公式サイト、データベース、SNSなど複数の情報源を組み合わせる
- テンプレートとブックマークで調査を標準化・効率化する
- 大量リスト作成には自動収集ツールの活用を検討する
- 定期的な情報更新で鮮度の高いリストを維持する
質の高い営業リストがあれば、営業活動の成果は大きく変わります。まずは小規模なリストから始めて、自社に合ったリサーチ方法を見つけていきましょう。
今日からできるアクション
- よく使う情報源をブックマークに整理する(15分)
- 営業リスト用のテンプレートを作成する(20分)
- Googleアラートに主要なターゲット企業を登録する(10分)
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